“音楽? 音楽は手強い相手だったよ。少しばかり時間がかかった。八〇年代は期間としては長い(まる十年だからね)。しかもハリデーは鑑識眼があるとはお世辞にも言えない人で、あらゆるジャンルを聴きまくっていた。だから、ぼくもあらゆるジャンルを聴いた。ポップス、ロック、ニューウェーブ、パンク、ヘヴィメタル、ポリス、ジャーニー、R.E.M.からザ・クラッシュまで。何だって聴いたよ。ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツの全レコードを二週間かからずに聴いた。ディーヴォにはもう少し手こずらされた。”(『ゲームウォーズ(上)』P127)
80年代ポップカルチャーにまみれた、容量過多のエンタメオタク小説。
― アーネスト・クライン『ゲームウォーズ』(SB文庫 ‐ 2014)
http://camelletgo.blogspot.com/2014/12/game-wars.html
数ヶ月前に書いたエントリ↑からの続き。
アーネスト・クラインのギークな特盛りエンターテインメント・ノヴェル
『ゲームウォーズ』に登場するロック/ポップ・ミュージックについてまとめてみました。……とはいったものの、実はアーネスト氏は自身のブログで
本作の元ネタをすべて明かしています。楽曲は本編に登場した順番でリストになっており、かつ楽曲ひとつひとつにYouTubeリンクまで貼ってあるほか、全てをまとめたミックステープ、三曲のボーナス・トラック(!?)まで記載されているという至れり尽くせりぶり。となると、今さら自分が各楽曲の軽いインフォメーションなどをアレコレと付記するというのは屋上屋を重ねてしまう感が否めませんが、お付き合いいただければこれ幸い。多少なりともネタバレを含むので、本編を読んでいない人はご注意を。
The “Official” Ready Player One Soundtrack Mix Tape
http://www.ernestcline.com/blog/2011/09/21/the-official-ready-player-one-soundtrack/
アーネスト・クライン氏のブログにおける「ゲームウォーズ」サウンドトラックまとめ。「ファミリータイズ」「スクールハウスロック」や「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」など、本編に登場する番組や映画のテーマも含めて網羅されています。
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“オインゴ・ボインゴ『デッド・マンズ・パーティ』という古い歌のイントロだ”
(上巻P8)
■Oingo Boingo - "Dead Man's Party"(1985)
現在はティム・バートン監督作品などでお馴染みの映画音楽家として活躍中のダニー・エルフマンがかつて率いていたバンドが
オインゴ・ボインゴ。スカとニューウェイヴのエッセンスを取り込んだロック/ポップスサウンドを得意とするバンドで、
"Dead Man's Party"は1985年のアルバム『Dead Man's Party』のタイトルチューンです。ちなみに、同アルバム収録の"No One Lives Forever"は、上遠野浩平氏の『ブギーポップは笑わない』の第三話のサブタイトル「世に永遠に生くる者なし」の元ネタにもなっております
“ハリデーも踊っている。現実の世界では見せたことのない姿だ。たがのはずれたような笑みを顔に張りつけ、猛スピードで回転し、音楽に合わせて腕と頭を振り回しながら、八〇年代を象徴するダンスの動きを完璧にこなしていく。ただし、ハリデーにダンスのパートナーはいない。文字どおり、一人でくるくる空回りしているだけだ。” (上巻P8)
■Billy Idol - "Dancing with Myself"(1980~1982)
楽曲やアーティスト名が本直接挙げられているというわけではないので、どこの箇所なのかしばらく悩みました。これは原文を見ないとわからないネタです。原文では
"He is, as the saying goes, dancing with himself"という一節があります。
"Dancing with Myself"は、
ビリー・アイドルが在籍したパンク・バンドのGENERATION Xが活動末期の1980年にリリースした楽曲(ビリーと、同じくフロントマンだったトニー・ジェームズの共作)。その後1981年にバンドは解散、ビリーはアメリカに渡りソロデビューするのですが、その際に再度この曲をカヴァーしてシングルとしてリリースし、ヒットを記録します。同曲は1982年リリースの1stソロアルバム『Billy Idol』にも収録。
“(ちょうどいまはデュランデュランの『ザ・ワイルド・ボーイズ』を大音量で流している)” (上巻P76)
■Duran Duran - "The Wild Boys"(1984)
ニューウェイヴ/ニューロマンティックを代表するバンド
デュラン・デュランが1984年にリリースした大ヒットシングル。同年にリリースされたライヴアルバム『Arena』に、唯一のスタジオ・トラックとして収録されています。
“「『レディホーク』は八〇年代の傑作の一つだ”
“―それにあのサントラ。駄作もいいところだろう。シンセの音以外に何か聞こえるか、え? アラン・パーソンズ・プロジェクトだ? 超のつく駄作だよ!―” (上巻P83)
■Andrew Powell - 『Ladyhawkw Original Soundtrack』(1985)
「レディホーク」をこき下ろされて主人公がキレるくだりがあります。同作のサウンドトラックを手がけたのは、ケイト・ブッシュのアルバム『嵐が丘』のプロデュースや、アラン・パーソンズ・プロジェクトでオーケストレーションを担当していた
アンドリュー・パウエル。彼の数少ない劇伴仕事の一つです(厳密に言うと、本作と1988年の「Rocket Gibraltar」のふたつしかありません)。アラン・パーソンズ・プロジェクトの流れを汲んだコンパクトでポップなスコアは映画の内容にあまりにもそぐわなかったという評価をされていますが、クオリティは間違いなく高いです。
“ミッドナイト・オイル『ベッズ・アー・バーニング』(1987)” (上巻P128)
■Midnight Oil - "Beds are Burning"(1987)
ミッドナイト・オイルは1976年に結成されたオーストラリア・シドニーのロック/ポップス・バンド。2002年に解散していますが、2005年と2009年に再結成をしてライヴを行っておりました。リード・ヴォーカルのピーター・ギャレットは、現在は本国の官公庁で環境大臣のポジションに就いております。"Beds are Burning"は世界的なヒットも記録したバンドの代表曲で、アルバム『Diesel and Dust』にオープニング・トラックとしても収録されています。
“ジョン・ウィリアムズ作曲の『スター・ウォーズ』のオリジナルサントラ最後の曲” (上巻P168)
■John Willams"The Throne Room and End Title"(1977)
“八〇年代の詩人ハワード・ジョーンズなら、“もっと彼女を知りたいから”とでも言うだろうな。” (上巻P183)
■Howard Jones - "Like to Get to Know You Well"(1984)
上記の一節は、イギリスのニューウェイヴ/エレポップ シンガーである
ハワード・ジョーンズの1984年のヒット曲のもじりです。同年にリリースされたリミックス・アルバム『The 12" Album』に、同曲の"インターナショナル・ミックス"版が収録されています。90年代以降はエレポップから離れた音楽性になるものの、現在までコンピレーションやライヴアルバムを含めてコンスタントなリリースを続けており、近年では2008年と2011年に来日公演も行っています。
“ザ・ビーパーズ『ビデオ・フィーヴァー』” (上巻P218)
■The Beepers - "Video Fever"(1983)
ジョン・バダム監督による1983年発表のSFサスペンス映画『WarGames(ウォー・ゲーム)』の劇中曲。
ビーパーズという架空のバンドというか企画バンドによる、どこか不安定になりそうな、それでいて妙な味のあるテクノ・ポップ チューン。ちなみに、同年に発表されたバダム監督の「ブルー・サンダー」のサウンドトラックに収録されているメインテーマのアレンジ・ヴァージョン(本編未使用)が、ビーパーズ名義でクレジットされています。
“―件名は、〈ウィ・キャン・ダンス・イフ・ウィ・ウォント・トゥ〉。メン・アット・ワークの曲のタイトルだ” (上巻P360)
■Men Without Hats - "Safety Dance"
原文を見てみると
「The subject line read“We Can Dance If We Want To”」で終わっており、「メン・アット・ワークの曲のタイトルだ」にあたる文は見当たりませんでした。また、調べてみてもMEN AT WORKにそういうタイトルの曲はありませんでした。これは
MEN WITHOUT HATSの
"Safety Dance"の冒頭の歌詞なんでしょう。80年代に活動したオーストラリアのロック・バンドMEN AT WORKと、同じく80年代に活動したカナダのニューウェイヴ・バンド MEN WITHOUT HATSで混同された可能性があります。でも、「Men at work - We Can Dance If You Want To」というのでググると両者がごっちゃになったような検索結果が出てくるんですよね。うーん、まぎらわしい。
“ニュー・オーダーの『ブルー・マンデー』。ただし『スター・ウォーズ』のドロイドの音声サンプルがふんだんに使われた八八年リミックスバージョンだ” (上巻P367)
■New Order - "Blue Monday 88 Remix"(1988)
マンチェスターのロック・バンド
ニュー・オーダーの代表曲のひとつ
"Blue Monday"は、1988年にクインシー・ジョーンズがスーパーバイザーを務めたリミックス・ヴァージョンがシングルリリースされます。アルバムでは、1994年に出たベスト盤『(The Best of)New Order』に収録。
“「『ユニオン・オブ・ザ・スネーク』」習慣から無意識にそうつぶやく。「デュラン・デュラン。一九八三年発表」” (上巻P367)
■Duran Duran - "Union Of The Snake"(1983)
デュラン・デュランの9thシングル。アルバムでは、3rd『Seven and the Ragged Tiger』に収録。セクシャルな隠喩に満ちたダンス・ポップ・チューンで、フィーチャーされたアンディ・ハミルトンによるサックスも印象的な一曲です。
“ビリー・アイドルの『反逆のアイドル』のダンス・リミックスだ。” (上巻P369)
■Billy Idol"Rebel Yell"(1983)
ビリー・アイドルの2ndアルバム『反逆のアイドル(Rebel Yell)』のタイトルトラック。スティーヴ・スティーヴンスのギターソロも効いたハードなニューウェイヴ・チューンです。
“今度はスローな曲をかけた。シンディ・ローパー『タイム・アフター・タイム』” (上巻P371)
■Cyndi Lauper - "Time After Time"(1983)
シンディ・ローパーの1983年のデビューアルバム『She's So Unusual』に収録され、翌年シングルカットされヒットした楽曲。数多くのアーティストにカヴァーされ、とくにマイルス・デイヴィスによるカヴァーは有名。
“―L.A.スタイルの『ジェームズ・ブラウン・イズ・デッド』。クラブににぎやかな拍手が広がった” (上巻P376)
■L.A.Style - "James Brown Is Dead"(1991)
オランダのエレクトロ・デュオ
L・A・スタイルのクラブヒット。1991年にシングルでリリースされ、1993年にアルバム『L.A. Style』に収録。日本では今はなきジュリアナ東京では定番の一曲だったとか。また、この曲が発表された当時は、もちろんジェームズ・ブラウンは存命中。
"○○ is Dead"というタイトルの走りとなった楽曲で、"○○ is not Dead"だの"○○ is Still Alive"だの亜種も続々と出てます。
“ブロンディー『銀河のアトミック』” (上巻P379)
■Blondie - "Atomic"(1979)
紅一点 デボラ・ハリー率いるアメリカのニューウェイヴ・パンク・バンド
ブロンディの1979年発表の4thアルバム『Eat to the Beat(恋のハートビート)』に収録。翌年、シングルカットもされ、そこでは7インチミックスヴァージョンが収録されています。
“ワム!の『ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ』を最大音量で再生するようコンピューターを設定した。” (上巻P380)
■Wham! - "Wake Me Up Before You Go-Go"(1984)
ジョージ・マイケルとアンドリュー・リッジリーによるイギリスのデュオ
ワム!の1984年のヒット曲。シングルは英米チャート一位に輝き、同曲が収録された同年のアルバム『Make It Big』も、各国でチャート一位を総なめにしました。
“ぼくは曲名、アーティスト名、収録アルバム、リリース年を早口で言った。「『ア・ミリオン・マイルズ・アウェイ』、ザ・プリムソウルズ、『エヴリホエア・アット・ワンス』、一九八三年」” (上巻P395)
■The Plimsouls - "A Million Miles Away"(1983)
アメリカのパワー・ポップ・バンド ザ・ナーヴスのメンバーであったピーター・ケイスを中心として1978年に結成されたバンド
ザ・プリムソウルズの1982年のシングル。1983年発表の2ndアルバム『Everywhere at Once』にも収録。この年に解散もしていますが、その後、断続的に再結成を繰り返しています(90年代の再結成時にはブロンディのドラマー クレム・バークが参加)
“イントロを聞いただけで、ジョン・ウェイトの『チェンジ』だとわかった。『ビジョン・クエスト』サントラ。ゲフィン・レコード。一九八五年。” (上巻P395-396)
■Change - "John Waite"(1982)
JOURNEYのジョナサン・ケインが在籍していたことでも知られるThe BabysやBAD ENGLISHのヴォーカリストであった
ジョン・ウェイトの1982年のソロデビューシングル。同年のアルバム『Ignition』収録。AOR/メロディック・ハード・ロックの名曲であります。「ビジョン・クエスト/青春の賭け」は、ハロルド・ベッカー監督による、1985年公開の青春映画。サントラにはJOURNEYの"Only the Young"や、FOREIGNER"Hot Blooded" などとともに収録されています。
“ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツの『ドント・レッツ・スタート』の一行だ。” (上巻P398)
■They Might Be Giants - "Don't Let's Start"(1986)
現在も精力的に活動を続ける
ゼイ・マイト・ビー・ジャイアンツ(TMBG)の1986年のデビューアルバム『They Might Be Giants』に収録され、翌年にマキシシングルでもリリースされた一曲。TMBGは本編のキャラクター(ひいては著者の)のとくにお気に入りのバンドのようで、度々その名が出てきます。
“ピーター・ガブリエルの『イン・ユア・アイズ』を流していた” (下巻P11)
■Peter Gabriel - In Your Eyes
世界的な大ヒットを記録した、
ピーター・ゲイブリエルの1986年の楽曲。同年リリースの5thアルバム『So』に収録され、同作からのシングルカットされた五曲のうちの一曲であり、ワールド・ミュージックのテイストも強い名曲。ゲストヴォーカルで参加したユッスー・ンドゥールや、ドラムスのマヌ・カチェの名前を一躍知らしめもしました。
“大音量で鳴っている音楽がトンネルの奥から漏れ聞こえてきた。デフ・レパード、『シュガー・オン・ミー』。収録アルバムは『ヒステリア』(エピック・レコード、一九八七年)―” (下巻P37)
■Def Leppard - "Pour Some Sugar On Me"(1987)
イギリスのヘヴィ・メタル・バンド
デフ・レパードの1987年リリースの4thアルバム『Hysteria』に収録。翌年に同アルバムからの三つめのシングルカットとしてもリリース。前作『 Pyromania(炎のターゲット)』とともに世界中でビッグセールスを記録した、バンド絶頂期の楽曲です。QUEENの"We Will Rock You"に似ているなあと聴くたびに思いますが。
“カーペットを張った壁にかけられたスピーカーからブライアン・アダムスの曲が流れていた。どこへ行ってもみんなロックしたいんだと歌っている” (下巻P43)
■Bryan Adams - "Kids Wanna Rock"(1984)
カナダを代表するロック・シンガー
ブライアン・アダムスの出世作となった1984年リリースの4thアルバム『Reckless』に収録。
“ゲームルームのスピーカーから『パックマン・フィーバー』が流れ始めた。” (下巻P48)
■Buckner & Garcia - "Pacman Fever"(1981)
バックナー&ガルシアは、ジェリー・バックナーとゲイリー・ガルシアによるアメリカのデュオ・ユニット。大ヒットした
"Pacman Fever"は、「俺はパックマンにお熱なんだ」ということをひたすら歌った、パックマンのゲームSEも耳を惹くキャッチーな一曲。ちなみにこの曲が収録されている彼らの1982年のデビューアルバム『Pac-Man Fever』は、全曲が「ドンキーコング」や「フロッガー」といった当時稼動していたアーケードゲームのタイトルにちなんだものになっており、一種のコンセプトアルバムともいえる内容。なんというか一発屋っぽいのですが、現在も活動中。ちょっと前にディズニー映画
「シュガーラッシュ」のサウンドトラックに書き下ろしの楽曲を提供しています。
“ラッシュ初期のSFをテーマにしたコンセプトアルバム『西暦二一一二年』” (下巻P115-116)
■Rush - "The Temples of Syrinx"(1976)
“「ラッシュの『サブディヴィジョンズ』のミュージックビデオにもちらっと出てくる」” (下巻P294)
■Rush - "Subdivisions"(1982)
ラッシュは、カナダを代表するロック・トリオ。アレックス・ライフソン、ゲディ・リー、ニール・パートの不動のトリオの名を知らしめた一大プログレッシヴ・ロック・アルバム『2112(西暦2112年)』。都市の中心にそびえる寺院「シリンクス」により、人民の生活がコンピュータ管理された社会で育った主人公が、旧文明の遺物(ギター)に触れ、社会を脱するまでを描いております。
"The Temples of Syrinx"は、組曲"2112"の第二パートにあたる部分です。アルバムのコンセプト的にはジョージ・オーウェルの『1984』(1949)より、アイン・ランドの『Anthem』(1938)がヒントになったといわれますが、後年のニール・パートのインタビューでそれは否定されます。本作では『2112』はあるシーンの大ネタのひとつとして出てきます。それは読んでのお楽しみ。
"Subdivisions"は、1982年にリリースされたバンドの9thアルバム『Signals』の収録曲。80年代に入ると楽曲はよりコンパクトでツボを押さえたつくりになってゆくので、個人的には70年代よりもこの時期のアルバムの方が好きです。
“いつも『スクールハウス・ロック!』の歌詞がぼくの頭のなかをぐるぐるし始める。〈走る、行く、取る、渡す。動詞! 動作の主はきみ!〉” (上巻P137)
■Bob Dorough - "Verb: That's What's Happenin'"(1973)
“「『スリー・イズ・ア・マジック・ナンバー』ボブ・ドロー作詞作曲」アルテミスが頭のなかの百科事典から読み上げる。「一九七三年発表」” (下巻P208)
■Bob Dorough - "Three is a Magic Number"(1973)
「スクールハウス・ロック」は、1973年から1985年にかけてアメリカで放送された、音楽とともに算数や歴史などを学習するというコンセプトの子供向け教育番組。
"Verb: That's What's Happenin'" "Three is a Magic Number"は、ともに劇中曲です。作曲者の
ボブ・ドローは、マイルス・デイヴィスやブロッサム・ディアリーなどのアルバム(ジョン・ゾーンのNaked Cityのアルバムにスペシャル・ゲストとして参加していたりもします)への参加や、ソフト・ロック・グループ Spanky and Our Gangなどのプロデュースなども手がけたジャズ・ピアニスト/シンガー。
“AC/DC『悪事と地獄』がロボットの内と外のスピーカーから大音量で流れ始めた。” (下巻P250)
■AC/DC - "Dirty Deeds Done Cheap"(1976)
永遠のスクールボーイ アンガス・ヤング擁するオーストラリアのハード・ロック・バンド
AD/DCの1976年リリースのシングル。アトランティックと契約を結び、世界に乗り出し始めた時期の楽曲であり、同年の3rdアルバム『Dirty Deeds Done Dirt Cheap』のタイトルトラック&オープニングトラックでもあります。「スティール・ボール・ラン」の大統領のスタンド D4Cの元ネタはもちろんこの曲。「いともたやすく行われるえげつない行為」。