2022年4月16日土曜日

FM音源コンピレーションアルバム『FM VERTEX II NEXUS』にレビューコメントを寄せました

 


 

  ゲーム音楽コンポーザーによる、FM音源をフィーチャーしたオリジナル楽曲を収録したコンピレーションアルバム『FM VERTEX II NEXUS(連鎖結承)』が、COLD NERVEレーベルから4月15日にリリースされました。



《参加アーティスト》 

仲野順也
『ミスティックウォーリアーズ』『トレジャーコンフリクス』『アナザー・マインド』『デュープリズム』『ファイナルファンタジーX』etc

新田忠弘

『サーク』『サークII『フレイ』『幻影都市 ILLUSION CITY』『鋼鉄の咆哮2』『鋼鉄の咆哮3 ウォーシップコマンダー』etc

中潟憲雄

『サンダーセプター』『モトス』『源平討魔伝』『超絶倫人ベラボーマン』『未来忍者』etc

小林早織

『AZEL -パンツァードラグーンRPG-』『パンツァードラグーン オルタ』『Crimson Dragon』『パンツァードラグーン:リメイク』etc

増子津可燦

『スターフォース』『アルゴスの戦士』『銀河伝承』『デジタル・デビル物語 女神転生』『真・女神転生』『Caligula-カリギュラ-』etc

大谷智巳

『ヘルツォーク ツヴァイ』『サンダーフォースII』『サンダーフォースIII』etc

並木晃一

『スーパーハングオン』『サンダーブレード』『ギャラクシーフォース』〈S.S.T.BAND〉〈B-univ〉〈Blind Spot〉etc

Hiro(川口博史)

『ハングオン』『スペースハリアー』『アウトラン』『アフターバーナーII』『ファンタジーゾーン』『パワードリフト』etc

山中季哉

『スタークルーザー』『妖獣機甲兵ワードラゴン』『ナイトアームズ』『罪と罰 ~地球の継承者~』etc

慶野由利子

『ディグダグ』『ゼビウス』『ドラゴンバスター』『さんまの名探偵』etc

ヨナオケイシ

『メタルサイト』『マッドストーカー』『あすか120% BURNING Fest.』『Dies irae -Acta est Fabula-』『神咒神威神楽』『星霜鋼機ストラニア』etc




《取り扱いショップ》
▼ゲームショップ1983
https://shop.1983.jp/shop/shop.cgi?id=33277

▼BEEP
https://www.beep-shop.com/ec/products/detail/20009

▼myu-store
http://myu-store.com/?pid=166978441

▼ゲーム探偵団
http://www.game-tanteidan.com/eshopdo/refer/refer.php?view_id=198051272000

▼SweepRecordSHOP
https://sweeprecord.biz/?pid=166957165

▼BOOTH
https://yonao.booth.pm/items/3703141



以下、レビューコメント全文。


 FM音源の響きと熟練のコンポーザーたちの豊かな音楽性が織りなすタペストリー ――《過去》と《現在》が融け合う珠玉のデジタル・フュージョン・コンピレーションアルバム第2弾がここに登場。神秘的なムードとトリッキーなビートが交錯し、たちまちのうちに別次元へといざなう「Accelerated Universe」(仲野順也)。FM音楽シーンへの帰還を高らかに告げる、幽玄にして重厚な大曲「岳麓山嶺 -XETREV-」(新田忠弘)。淡麗なピアノ・ジャズ・ロックと鮮やかに切り結ぶ「McCoy」(中潟憲雄)。華やかなオリエンタル・ポップで気分を高揚させる「Golden Blvd. 1992」(小林早織)。虎視眈々とした展開が終末的イメージを喚起させる「Dawn on the Horizon」(増子津可燦)。研ぎ澄まされたヒロイックなロックチューンで熱く迫る「Memory RE the Brain」(大谷智巳)。流麗なギタープレイと爽やかなキメもフィーチャーされ、抜群のドライヴ感にあふれる「Altered Cosmos」(並木晃一)。爽やかなメロディがスマート&スタイリッシュに吹き抜けてゆく「Lift me Up!」(Hiro)。じっくりと熱を帯びてゆくタイトな展開がたまらない、いぶし銀のプログレチューン「Midnight Overdrive」(山中季哉)。さながら明晰夢を思わせる、鋭くも奥深い響きを湛えたアンビエント/サウンドスケープ「Fantastc Meditation」(慶野由利子)。力強さのなかに一抹の郷愁を秘めたメロディがしみじみと胸を打つ「NEXUS」(ヨナオケイシ)。各々の楽曲が描きだすヴィジョンは、様々な《未来》へとつながるもの【NEXUS】でもあるといえよう。




2022年4月13日水曜日

IGN JAPANに「ファンによる「星のカービィ」のアレンジ楽曲がグラミー賞を受賞した史上初の快挙、その背景とは」を寄稿しました

 『星のカービィ スーパーデラックス』アレンジ楽曲のグラミー賞受賞について、IGN JAPANに寄稿しました。米国でのゲーム音楽アレンジ制作の状況の変化、編曲・演奏を手がけたThe 8-Bit Big Bandの略歴、そしてオリジナル作曲者の石川淳氏について書きました。


▼ファンによる「星のカービィ」のアレンジ楽曲がグラミー賞を受賞した史上初の快挙、その背景とは
https://jp.ign.com/hoshi-no-kirby-super-deluxe/58872/opinion/


 記事で引用した、キーボードマガジン2017年夏号の石川淳氏と安藤浩和氏のインタビューは超貴重な内容です。一部はリットーミュージックのサイトで読むことが出来ます。


▼『星のカービィ』シリーズを手がけた石川淳&安藤浩和(HAL研究所)に話を聞く!|キーボード・マガジン 2017年7月号 SUMMERより
https://www.rittor-music.co.jp/pickup/detail/13749/


 記事で言及した、アメリカの音楽近代化法(Music Modernization Act)は、hally氏執筆の記事でより詳しく解説されています。


▼なぜ公式音源ではなく「カービィ」のアレンジ楽曲がグラミー賞を受賞したのか?さらば「非公認」~ゲーム音楽アレンジ/リミックスの新時代
https://jp.ign.com/game-music/58902/feature/

2022年4月10日日曜日

IGN JAPAN「ゲーム音楽ディスクステーション」第10回(ポスト・チップチューン 後編)執筆参加しました

  IGN JAPAN連載企画「ゲーム音楽ディスクステーション」第10回がアップされました。「ポスト・チップチューン」。前後編の後編です。
https://jp.ign.com/game-music/58817/feature/10




▼チップチューンに影響を受けた音楽ジャンルと、そこからの回帰
▼現在活躍するポスト・チップチューンなアーティストたち
▼チップチューンとダブ/レゲエ
▼新譜&今月の注目盤



aivi & surasshu
Eirik Suhrke
Disasterpeace
Danimal Cannon
黒魔(Chroma)

私は上記5アーティストを紹介しています。


前編はこちら。
https://jp.ign.com/game-music/57757/feature/8

2022年4月4日月曜日

リアルサウンド テックにコラム「ゲーム音楽専門レーベルの新鋭〈CASSETRON(カセットロン)〉のリリースに要注目」掲載


  リアルサウンド テック連載音楽コラム第10回「ゲーム音楽専門レーベルの新鋭〈CASSETRON(カセットロン)〉のリリースに要注目」が掲載されました。2021年10月に始動したゲーム音楽専門レーベル「カセットロン」からリリースされた『アイアンコマンドー 鋼鉄の戦士』『美食戦隊 薔薇野郎』『サイコドリーム』の各サントラを紹介しております。濃ゆい個性派レーベルで、今後も目が離せません。

https://realsound.jp/tech/2022/03/post-997805.html


『サイコドリーム』のサントラは各種サブスクリプションサービスで配信されています。なるけみちこ氏の初期作であり、危うさと儚さをあわせ持ったミニマル/プログレサウンドの傑作です。

https://diskunion.lnk.to/psychodream





2022年4月2日土曜日

ミステリマガジン2022年5月号「カムバック、古畑任三郎」特集に「永遠のフルハタ・ミュージック」を寄稿しました

 




 3月25日発売のミステリマガジン2022年5月号(特集:カムバック、古畑任三郎)に、連載コラム「ミステリ・ディスク道を往く」第23回「永遠のフルハタ・ミュージック」が掲載されております。今回は6ページの拡大版です。サントラや関連盤についてのアレコレをギッシリ詰め込みました。



▼ミステリマガジン2022年5月号目次
https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015088/


 古畑任三郎サウンドトラックVol.1~3とベスト盤に加え、LOVE T.K.O.によるリミックスアルバム、西村雅彦(まさ彦)氏のソロアルバム『DECO』、そしてBEMANIシリーズやD4DJ Groovy Mixにおける「古畑任三郎のテーマ」アレンジについても言及しております。










【過去記事】
ミステリマガジン2022年3月号『ミステリと言う勿れ』特集記事執筆参加&連載音楽コラム第22回掲載

ミステリマガジン2022年1月号に糸田屯 連載コラム第21回「トマス・ピンチョンのライナーノーツ」掲載

ミステリマガジン2021年11月号「ハヤカワJA文庫総解説(ミステリ篇) PART 2」に執筆参加

ミステリマガジン2021年9月号に糸田屯 連載コラム第20回「だれが楽園を殺したか? だれが楽園で踊るのか?」掲載

ミステリマガジン2021年7月号に糸田屯 連載コラム第19回「コバルト文庫イメージアルバムの世界 パート3」掲載

ミステリマガジン2021年5月号に糸田屯 連載コラム第18回「コバルト文庫イメージアルバムの世界 パート2」掲載

ミステリマガジン2021年3月号に糸田屯 連載コラム第17回「コバルト文庫イメージアルバムの世界 パート1」掲載

ミステリマガジン2021年1月号に糸田屯 連載コラム第16回「マイクル・ムアコックのディスコグラフィ」掲載

ミステリマガジン2020年11月号に糸田屯 連載コラム第15回「ミステリ・アドベンチャーゲームを「聴く」」掲載

ミステリマガジン2020年9月号に糸田屯 連載コラム第14回「The New Age of Mystery Music」掲載

ミステリマガジン2020年7月号に糸田屯 連載コラム第13回「ゴーストマンのプレイリスト」掲載

ミステリマガジン2020年5月号に糸田屯 連載コラム第12回「ミスター・クロウリー・コンピレーション」掲載

ミステリマガジン2020年3月号に糸田屯 連載コラム第11回「SYNTHWAVE SENSATION」が掲載

ミステリマガジン2020年1月号に糸田屯 連載コラム第10回「ミシェル・ウエルベックの音楽的側面」&2019年周辺ジャンル総括記事が掲載

ミステリマガジン2019年11月号に糸田屯 連載コラム第9回「シンガーソングライター『シマダソウジ』」が掲載

ミステリマガジン2019年9月号に糸田屯 連載コラム第8回「館の戦慄、YAKATAの旋律」が掲載

ミステリマガジン2019年7月号に糸田屯 連載コラム第7回「石の上にも三年、人間椅子の上にも三十年」が掲載

ミステリマガジン2019年5月号に糸田屯 連載コラム第6回「いま、ふたたびの童夢」が掲載

ミステリマガジン2019年3月号に糸田屯 連載コラム第5回「大槻ケンヂミステリワールド」が掲載

ミステリマガジン2019年1月号「特集:ミステリが読みたい!」に、2018年周辺ジャンル総括記事を寄稿いたしました

ミステリマガジン2018年11月号に、「ルパン・コミカライズの世界」を寄稿いたしました

ミステリマガジン2018年9月号に、ミステリ&音楽コラム第2回「Ghost and Osiris」を寄稿いたしました

ミステリマガジン2018年7月号《おしりたんてい&バーフバリ特集》に「バーフバリ音楽ガイド」を寄稿しました&同号よりコラム新連載を始めます

エイドリアン・マッキンティ『コールド・コールド・グラウンド』のレビューを早川書房公式noteに寄稿いたしました

ミステリマガジン2018年1月号「特集:ミステリが読みたい!」に、2017年周辺ジャンル総括記事を寄稿しました

ミステリマガジン2017年11月号「幻想と怪奇 ノベル×コミック×ムービー」にコラムを三本 寄稿いたしました

ミステリマガジン2017年9月号「シャーロック・ホームズ & コリン・デクスター」特集にディスクガイドを寄稿いたしました

ミステリマガジン2017年7月号特集「このミステリ・コミックが大好き」のコミックガイドに参加&コラムを寄稿いたしました

ミステリマガジン2017年5月号【北欧ミステリ特集】に「北欧ミステリDISC SIDE A&B」を寄稿いたしました