2014年12月9日火曜日

ZABADAK『SIGNAL』(2002)


SIGNALSIGNAL
(2002/11/07)
ZABADAK

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ZABADAKが'02年に発表したオリジナル・アルバム。オープニングを飾るインストゥルメンタル曲「Gargoyle」は、厚いコーラスワークに包まれたド迫力のプログレッシヴ・ロックを展開。続く「Play Your Days」では、ブリティッシュ・ロック・テイストたっぷりのグルーヴィーなハード・ロックを聴かせ、この二曲の流れでいきなりぶっ飛ばされました。暖かみのある吉良知彦氏のヴォーカルが、アコースティック・ギターと共に心地よく響く「Still I'm Fine」。厚みのあるコーラスワークや多重録音ギターを伴ってパワフルなフォーク・ロックを聴かせる「子午線のマリア」 「I Really Don't Know」と、プログレ/ロック寄りの痛快な楽曲が今回は続きます。また、「にじ・そら・ほし・せかい」は、NHK〈おかあさんといっしょ〉に提供した楽曲。アルバムでは吉良知彦氏&小峰公子さんのデュエット・ヴァージョンで収録されています。シンプルに染み入る詞、柔らかみのあるサウンドは子供だけでなく大人も聴いて琴線に触れる1曲。「地平線」はパーカッションとシンセサイザーがうねるプログレ風味のイントロで幕開けする雄大なロック・ナンバー。「Tin Town」はブルージーなテイストも味わい深い、7分半のプログレッシヴ・ハードロック。3拍子のアコースティック・チューン「紅い華」や、躍動的なメロディの「嵐」 「握手でBYE BYE」は、これぞザバダックといった醍醐味の味わえる楽曲。ラストの「Signal」は、「Gargoyle」とは対照的に落ち着いたムードのピアノ・インストゥルメンタル。変拍子も仕込みつつ、中盤からはアンビエント/エレクトロニカな要素も加わり、浮遊感溢れるままにアルバムは幕を閉じます。



http://www.zabadak.net/