2年ほど前にニコニコに投稿した動画「プログレッシヴなゲームミュージック集」の能書きを旧ブログに書き残していたのだけれども、改めて手を加えて書き直し(といってもあんまり変わってないけど)てみる。
●Tim Follin
「トレジャーマスター」
91年のNESソフトより。やはりFollin氏の楽曲はサウンドと展開がファミコン離れ。
●吉田健志
「テラクレスタ(FC版)」
VOL.4ではアーケード版でしたが、こちらはFC版。どちらも好きだったり。
●サイコソニック(大山曜&津田治彦&西村太平)/崎元仁
「ディガンの魔石:Battle/Battle2」
どっかがリメイクしてくれないかなーと。今の技術でリメイクされたらまた一味面白いものができそうな気がしてならないのですが。
●増子司
「女神転生II:Death Match~死闘」
アレンジ版も良いのですが、あえて原曲をプッシュ。
●笹井隆司「時空の覇者Sa・Ga3:ステスロス/ラグナの神殿/神戦」
●藤岡千尋「時空の覇者Sa・Ga3:狂気」
笹井氏は元NOVELA、藤岡氏は元Mr.Sirius、興味深いプログレコンビであります。
●菊田裕樹
「聖剣伝説2:危機」
タイトルの元ネタはYES『Close To The Edge(邦題:危機)』でしょうね。
●コナミ矩形波倶楽部
(ピストン上原/Taurus松原)
「悪魔城ドラキュラ(AC):夜まで待てない」
●コナミ矩形波倶楽部
(SHIN CHAN/地獄車中村/DEVI KOBAYASHI/山下絹代/松原健一)
「悪魔城ドラキュラ(X68000):Load BGM/The Tower Of Gears」
今考えると勢いで入れちゃった感もするんですが、まあご愛嬌ということで。
●コナミ矩形波倶楽部
(碇子正広/泉陸奥彦)
「スナッチャー(MSX)」
やはり感触的にTANGERINE DREAMに近い。
●武内基朗
「ジュエルマスター:Intergalactic Strut/Demon King/The Gate of Delirium」
「The Gate of Delirium」と言えばYESのアルバム(錯乱の門)が思い浮かびますが、ジュエルマスターには他にも「Close to the Edge」「Fire Bird」「Fish Out of Water」「Time To Kill」「Burning Bridges」「To Be Over」「Talk To The Wind」なんてタイトルの楽曲もあります。YES、MAHAVISHNU ORCHESTRA、クリス・スクワイア、U.K、PINK FLOYD、KING CRIMSON・・・。
●増渕裕二(原曲:川元義徳)
「太鼓の達人7:バーニングフォースメドレー」
VOL.2の「源平討魔伝メドレー」同様、太鼓の達人7収録曲。近年の増渕さんはアイマスのキャラソンでプログレ路線の曲を提供しており、こちらも素晴らしい。→「黎明スターライン」
●中潟憲雄/米光亮
「サンダーセプター(アレンジ)」
『ナムコ・ビデオ・ゲーム・グラフィティ VOL.2』に収録の米光アレンジ。原曲の方がプログレ度が高かったかしらん?
●S.S.T.BAND
「ストライクファイター:Shuffle Canon」
かなりプログレ寄りの仕上がり。作曲者のR三郎丸(光吉猛修)氏もサントラのライナーで「プログレ度が高くなった」と言っておりました。
●コナミ矩形波倶楽部
(プロフェットFUKAMI/MIKI-CHANG/ラ・ナカムール/J-KANE)
「グラディウスIII:Hit And Away(一撃離脱)(アレンジ)」
オリコン26位の快挙を記録した矩形波倶楽部の90年のアルバムより。アラン・ホールズワースチックなパートもある骨太のプログレ・フュージョンアレンジ。
●小林早織
「パンツァードラグーン オルタ:Ancient Weapon 2/The End Of Destiny」
パンツァードラグーンシリーズは作曲者が毎回異なるのですが、作風には一貫したものを感じます。余談になりますが、1作目の作曲を手掛けられたのは、フォークグループ:5つの赤い風船の元メンバーであったシンセサイザーアーティストの東祥高氏。彼が代表取締役を務めるトンスタジオ(現:ニュートンスタジオ)はパラッパラッパーシリーズの作曲者であり、元PSY'Sの松浦雅也氏が在籍していたことでも知られております。
●泉陸奥彦「GUITARFREAKS7&drummania6:MODEL DD2」
●佐々木博史「GUITARFREAKS7&drummania6:Concertino In Blue」
双方共にテクニカルなプログレ曲。
●菊田裕樹
「に~づまはセーラー服:いたずら/鬱/運命の1/2(カラオケVer)」
「プログレッシヴなエロ」というコメントにはハッとさせられるものがありました。
●大川晃史/下野秀幸
「ゼロディバイド:The Power Beat」
キャッチーなプログレメタルナンバー。ZERO DIVIDEは1も2もどちらも素晴らしい内容の楽曲揃いなのですが、サントラの全楽曲を一時期公式サイトで無料配布していたというその潔さには敬服されられるばかりです。
●なるけみちこ
「ワイルドアームズ:天を突く魔塔/Battle ZEIK/Win!」
「天を突く魔塔」を聴いてなんとなくMAGMAを思い浮かべる。
●植松伸夫「FFIX:走れ!」
ここには入れませんでしたが、「ハンターチャンス」もなかなかプログレチック。
●ZIZZ STUDIO(大山曜)
「斬魔大聖デモンベイン:超人舞闘―激突する法則と法則」
ニトロプラスが誇るハイクオリティサウンド集団ZIZZ。オーケストラ、ヘヴィメタル、プログレ、ブレイクビーツ、フリージャズ etcetc...と、ヴァラエティに富んだ内容の斬魔大聖デモンベインのサウンドラックより。EL&P『Tarkus』のオマージュ的1曲。
●古代祐三/厚見玲衣
「ソーサリアン:ルシフェルの水門「地下ダンジョン」(アレンジ)」
元VOW WOWの厚見玲衣氏によるアレンジ。ちなみにリズム隊は菅沼孝三、永井敏巳のお二人。鉄壁。
●東野美紀/難波弘之(野獣王国)
「幻想水滸伝II:勝利への意欲(アレンジ)」
難波弘之率いるフュージョン・バンド:野獣王国」による幻想水滸伝I&II&IIIのアレンジアルバムより。何とも氏らしいプログレ&フュージョンアレンジ。
●阿知波大輔&みとせのりこ
「マナケミア:STIGMATA」
近年のゲーム作品の楽曲からプログレ色を見出すのならばガストのアルトネリコとかアトリエシリーズがその最右翼に当たるのでしょうかね?KBBのDANI氏、Riverndellの藤野由佳嬢、みとせのりこ嬢、霜月はるか嬢、等々、プログレ/トラッド系の方々がゲスト参加しているマナケミアのサウンドトラックですが、このラスボス曲は白眉。イントロに続いて堰をきって展開されるベースのうねりが堪りません。
●光田康典&Milleniam fair
「ゼノギアス:Melkaba(アレンジ)」
ZABADAKの吉良知彦、小峰公子、上野洋子、渡辺等、Marsh-Mallowの藤井珠緒、Vita-Novaの本間哲子、CLANNADのモイア・ブレナンなどがゲスト参加したゼノギアスのアレンジアルバムより。光田氏の持つ民族色を全面に押し出した名アレンジであります。
●桜庭統
「シャイニング・ザ・ホーリィアーク:プレリュード~蝕からの誘い(アレンジ)」
最後は桜庭氏。「ビヨンド・ザ・ビヨンド」「シャイニング・ザ・ホーリィアーク」のアレンジアルバムはDeja-Vu~桜庭ソロアルバム(戯曲音創)直系のプログレ精神が貫かれております。