2017年11月25日土曜日

PROG FLIGHT@HANEDA(ERA、SENSE OF WONDER、Lu7、ELECTRIC ASTURIAS)2017年11月25日(土)@羽田ティアットスカイホール

 PROG FLIGHT@HANEDAに行ってきました。ERA、SENSE OF WONDER、Lu7、ELECTRIC ASTURIAS+αのパフォーマンスが一堂に会した至福の4時間半。会場のティアットスカイホールは羽田空港の4階レストラン街と同じフロアにある小型ホールなので、周辺環境的なもてなしのよさも含めると会場的にトップクラスのハコだと思いましたね。ライヴを観た後に土産物屋で散財しそうになる誘惑にかられるという。
http://www.tiatskyhall.jp/





《ERA》
実のところERAのライヴを観るのは実は初めてだったのですが、まさに圧巻の一言。ギターとヴァイオリンのアコースティック・デュオの音の芳醇な厚みと可能性をまざまざと観た感があります。スペースやセッティングがコンパクトで済むということで「立って半畳、寝て一畳」と壷井さんがMCで例えていたのは言いえて妙でしたw

【セットリスト】
1. Sailing Stone
2. 忘れられた舟
3. Pica
4. Under the Red Ground
5. Three Colors of the Sky
6. 金環食

鬼怒無月(guitar)
壷井彰久(violin)


《SENSE OF WONDER》
よくよく思い返してみると、自分が前回SoWのライヴを観たのは2005年の神戸チキンジョージ以来であり、12年ぶりでした。そうる透氏のドラムは前回観たとき以上のパワフルさでぶっ飛ばされたり、昨年の「鍵盤生活40周年記念」アルバム『一生鍵命』のヴォーカル曲「ココロと心臓」「浮遊」はどちらも染みる名曲だと改めて。ラストはやはり「DUNE」。

【セットリスト】
1. パーマー・エルドリッチの三つの聖痕(Part.2)
2. ココロと心臓
3. 虚無回廊
4. 夏への扉
5. 浮遊
6. DUNE

難波弘之(keyboards, vocal)
松本慎二(bass, chorus)
そうる透(drums, chorus)


《Lu7》
Lu7のライヴを観るのは二年半ぶり三度目。大曲「トキヲコエテソラニカエリ」がいきなり一曲目に来てビックリしたのですが、さらに怒涛の流れで「ミドル・ロングサーキット(チョロQ2)」「L'esprit de l'exil」を含む数曲を演奏。単独ライヴ時とは一味違うスリルがありました。そのあと、大木理沙さんと壷井彰久氏を迎えて、ともに久々の演奏だという「雨夜の月」「Canary Creeper」を。ちなみに「雨夜の月」は梅垣さんがアムゼル瑞氏(vocal)と本山明燮氏(guitar)と2013年に結成されたトリオ もすもすぷらむ(Mos Mos Plum)による幻想的な楽曲です。

【セットリスト】
1. トキヲコエテソラニカエリ
2. 12th Tree
3. Bluetail Of Passage
4. Flying Seed(Landscape37)
5. L'esprit de l'exli
6. ミドル・ロングサーキット(ゲーム「チョロQ2」より)
7. 雨夜の月(with 大木理紗/壷井彰久)
8. Canary Creeper(with 大木理紗/壷井彰久)

梅垣ルナ(keyboards)
栗原務(guitar)
岡田治郎(bass)
嶋村一徳(drums)


《ELECTRIC ASTURIAS》
トリはエレクトリック・アストゥーリアス。選曲は難曲&変拍子尽くしのストロングスタイル。エフェクトをたっぷりかけて歪ませたベースを弾く大山氏と、凶悪なヴァイオリンを弾くテイセナさんの「組曲 ゴルゴ―ン」の凄みたるや、アルバム収録が改めて楽しみです。大木理沙さんを迎えての「Barren Dream」(ミスターシリウス)、「木霊」(ページェント)のカヴァーも極上でありました。ラストは エレアス with 大木理沙&栗原務&梅垣ルナ&鬼怒無月&難波弘之の総勢十名による圧巻の「燃ゆる灰」(ルネッサンス)のカヴァーセッションで〆。

【セットリスト】
1. 時を支配する人々
2. Double Helix
3. Skelter(ゲーム「神獄塔 メアリスケルター」より)
4. Barren Dream [ミスターシリウス] ~木霊 [ページェント](with 大木理沙)
5. 組曲 ゴルゴ―ン
(i)メデューサ
(ii)ステンノー
6. Tangram Paradox
7. 燃ゆる灰 [ルネッサンス]
(with 大木理沙/栗原務/梅垣ルナ/鬼怒無月/難波弘之)

大山曜(bass)
平田聡(guitar)
テイセナ(violin)
川越好博(keyboards)
田辺清貴(drums)


 タイムスケジュールがなかなかタイトだったので、果たしてこの通りに行くのか開演前まではちょっと気にかかっていたのですが、終わってみれば ほぼ時間通り。滞りのない転換と進行に尽力されたスタッフ、関係者そして出演者のみなさん、本当にお疲れさまでした。また是非ともこういった形のイベントを企画していただけると嬉しいです。