2016年5月18日水曜日
奇妙なオルタナプログレで世界を救わんとする、ニューヨークの擬似スーパー戦隊バンド ― Pseudo/Sentai
Pseudo/Sentai は、ニューヨークのオルタナ・プログレ・バンド。リードヴォーカル/リズムギターのスコット・ベイカー(RED)と、リードギター/プログラミング等のグレッグ・マーフィー(BLUE)の二人を中心として2007年に結成。バンドによると「Prog Rock / AfterMath Rock」を掲げており、「賢者タイムロック」とはこれいかにといったところですが、影響やインスピレーションを受けたものとして、The Mars Volta、MASTODON、Mr.Bungle といったバンド、「聖剣伝説」「テイルズ・オブ・ファンタジア」「クロノトリガー」「アクトレイザー」「天地創造」といった主にSFCゲーム作品。「影が行く」/「遊星からの物体X」「路傍のピクニック」/「ストーカー」などのフィクション。そしてスーパー戦隊/パワーレンジャーシリーズの名前を挙げています。ハイペースでEPやシングルのリリースを重ねながら、五年にわたって書き溜めたアイデアと、古いデモ音源をもとに2013年から2014年にかけてレコーディングが行われ、2015年10月にリリースされたのが、デビューフルアルバム『Bansheeface』。ダウンロードは投げ銭。プロデュースを手がけたのは、デスメタルバンド Krallice、プログレッシヴメタルバンド Dysrhythmiaなど、一筋縄ではいかないバンドに名を連ねるコリン・マーストン。Dysrhythmiaのドラマーであるジェフ・イーバー、テクニカルプログレデュオ Bangladeafyのベーシスト ジョン・エーラスがサポートとしてレコーディングに参加してもいます。やたらと音を詰め込んでいるのに、不思議と爽快という、つかみどころのないポップサウンドが彼らの最大の持ち味です。そして先ごろ、早くも次作『Enter the Sentai』からの先行トラックを公開。次なるたくらみはいかに。
▽Adventure in music - an interview with PSEUDO/SENTAI
(from IDIOTEQ|2015.08.03)
http://www.pseudosentai.com/
https://www.facebook.com/PseudoSentai