2015年10月21日水曜日
ロメロ、フリードキン、マン、カーペンター影響下のダークなニューロマサウンド ― CONFRONTATIONAL『A Dance of Shadows』(2015)
イタリアのインダストリアル/ノイズ・バンド Recs of the fleshのマッシモ・ウザイ率いるエレクトロ・ユニット CONFRONTATIONAL。今年2月にリリースされた4曲入りデビューEP『Done with You』に続くフルアルバムが10月1日にリリースされました。70~80年代シンセサイザー・ミュージックやサウンドトラック、ジョージ・A・ロメロ、ウィリアム・フリードキン、マイケル・マン、ジョン・カーペンターらの作品の影響下にある、鈍い輝きのあるサウンド。"Flat / Line" "One Last Kiss" "You'll Be Mine"といった甘口のメロディーとミステリアスなムードが支配する初期MINISTRYばりのニューロマンティックチューンを中心に、クラウディオ・シモネッティやジョン・カーペンターへのリスペクトが垣間見える"Shadowdancing" "Forsaken"や、元PRONGのメンバーで、現在はマドンナのツアーギタリストであるモンテ・ピットマンの流麗なギターソロをフィーチャーした"Like A Curse"。スラッシュ・メタル・バンド SADUSのダレン・トラヴィスによるシリアスなモノローグをしたためた"Script"。ジョン・カーペンターの息子であり、近年のジョンのサウンドにおける右腕的存在でもあり、自らもプログレッシヴ・ユニット Ludriumで活動するコディ・カーペンターのメロディアスなセンスが終盤で光る"To Live And Die On The Air"といった、ゲストのカラーも織り込みながらの全8曲を収録しています。
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