2016年12月25日日曜日

2016年ベストトラック/MV 20選

収穫の多い一年でした。

2015年ベストトラック20曲
2014年ベストトラック20曲
2013年ベストトラック20曲
2010年ベストトラック20曲
2009年ベストトラック20曲

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●NINJA SEX PARTY「6969」
https://youtu.be/PvLz5kCVIss



 全米のティーンから圧倒的支持を集める、ダニー・セックスバンとニンジャ・ブライアンによるエレクトロ・ポップス・ユニット NSP。昨年リリースのアルバム『Attitude City』の収録曲なのですが、MVが公開されたのは今年の9月。RUSHの『西暦2112』をここまでナナメ上にパロディするのは彼らくらいのものでしょう。セックスの喜びを凝りに凝りまくったアレンジのもと、八分半に渡って高らかに歌い上げるポップオペラ。原曲にならって、しっかり 七部構成なのもニクい。
http://camelletgo.blogspot.jp/2016/09/NSP6969.html




●陰陽座「刃」
https://youtu.be/ILqwjSSJZLA

 近年の数作をちゃんと追っていなかったのだけど、久々にアルバム『迦陵頻伽』を聴いて一気に引き戻されたので後追いせねばと思いました。軸がブレないバンドはやっぱり強いですね。「愛する者よ、死に候え」もイイのだけど、超一級の刀剣ソングであるこの「刃」も負けず劣らずのキラーチューン。明言こそしていないですが、「上身の煌きよ 鞘なる心よ 佐爾波の付喪に宿れ」「決して絶えないで 契りの勇士よ 無道の追儺を遂げて」といった詞からうかがえるように、刀剣乱舞を意識した曲なのではないかと。瞬火氏はrealsoundのインタビューで「陰陽座の作る曲っていうのはテーマがはっきりしすぎていて、タイアップしづらいんです。そのかわり、これに対して曲を書いてくれと言われたら、絶対にこれとしかいいようがないものを作るので――」とコメントされていたことがありましたが、いっそ、ニトロプラスは正式に依頼してみてはいかがかと……。

『迦陵頻伽』全楽曲解説 - 陰陽座 瞬火blog「まったり徒然草」
★陰陽座、“得も言われぬ絶世の美声で歌う伝説の生き物”を
モチーフにした作品『迦陵頻伽』  前編後編 - BARKS
陰陽座が明かす、妖怪をコンセプトに掲げる理由
「海外のバンドが竜や魔法や騎士なら、こっちは妖怪だ」 - realsound


迦陵頻伽
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陰陽座
キングレコード (2016-11-30)
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●DGM「The Secret Pt. 1」
https://youtu.be/qPyebiLvT3k

 剛直イタリアン・プログレッシヴ・メタルの雄 DGM。バンド名の由来になったオリジナルメンバー三人が全員抜けようが、ラインナップが何度も変動しようが、紛れもなく「DGM」サウンド。バンドは生き物といいますが、常に最高の状態を維持している彼らは、もはや存在自体がバケモノとしか言いようがないです。創業当時から継ぎ足され続け、旨味の増し続ける秘伝のタレのようなバンド部門第一位に燦然と輝くDGMの新作アルバム『The Passage』を君はもう聴いたか。


パッセージ
パッセージ
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DGM
マーキー・インコーポレイティド (2016-08-17)
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●Wintergatan「Marble Machine」
https://youtu.be/IvUU8joBb1Q



  制作に丸一年を費やし、3000個のパーツと、2000個のビー玉を使用した楽器「マーブル・マシン」のデモンストレーション映像で話題をかっさらったス ウェーデンのフォークトロニカバンド WINTERGATAN。アルバムも超オススメなので、ぜひ。現在、ステージ演奏用に改良を施した「マーブル・マシーン 2.0」を製作中とのこと。



●TO-MAS SOUNDSIGHT FLUORESCENT FOREST
「FLIP FLAP FLIP FLAP feat. CHIMA」
https://youtu.be/mGKjPD_BNAE

 アニメ「フリップフラッパーズ」EDテーマ。伊藤真澄さん、クラムボンのmito氏、TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDの松井洋平の三人によるユニットTO-MAS SOUNDSIGHT FLUORESCENT FOREST(TO-MAS)が、シンガーソングライターのChimaさんを迎えた至福オブ至福の一曲です。伊藤真澄さんの大本領といえるど真ん中のシンフォニックポップ。TO-MASの過去作である「ももくり」「彼女と彼女の猫」のスコアと同様にストリングスアンサンブルを贅沢に使っているので、ヴォーカル入りで聴いても美味しいしインストヴァージョンで聴いても美味しい。来年1月半ばにはTO-MASによる「フリップフラッパーズ」サントラのリリースも控えており、楽しみは続きます。

TVアニメ『フリップフラッパーズ』ED主題歌「FLIP FLAP FLIP FLAP」 TO-MAS インタビュー Vol.1 - リスレゾ


TVアニメ『フリップフラッパーズ』ED主題歌「FLIP FLAP FLIP FLAP」
TO-MAS feat.Chima
ランティス (2016-11-09)
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●RIVERSIDE「Where The River Flows」
https://youtu.be/tBTZJLXOptM

 今年二月にギタリストのピオトル・グルジンスキを亡くし、大きなターニングポイントに立たされたポーランドのプログレッシヴメタルバンド RIVERSIDEがリリースした二枚組コンピレーションアルバム『Eye of the Soundscape』の冒頭を飾った新曲。亡き盟友への鎮魂曲としても、バンド存続の決意表明としても渾身の一曲だと思います。ラストのマリウス・デューダのハミングも本当に美しい。

鎮魂、補完、そして再出発 ― RIVERSIDE『Eye of the Soundscape』(2016)


Eye of the Soundscape
Eye of the Soundscape
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Riverside
Imports (2016-11-04)
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●Porter Robinson & Madeon「Shelter」
https://youtu.be/fzQ6gRAEoy0



 ポーター・ロビンソンとマデオンのコラボ曲が、さらにA-1 PicturesとのコラボによるアニメーションMVでもう一段上のステージへと昇華。VRものショートショートとしても超素晴らしいし、同曲の詞がそのまま父から凛へのメッセージで、終盤の凛のモノローグが父のメッセージへの返答になっている……とにかくエモさの塊である。MV公開直後から寄せられた日本からの質問ツイートに日本語でマメにリプライしていたロビンソン氏の人柄の良さとマメさもしのばれます。

ポーター・ロビンソン×A-1 Pictures マデオン共作のアニメMV「SHELTER」インタビュー - KAI-YOU


シェルター
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Sony Music Labels Inc. (2016-10-19)
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●ATLANTIS AIRPORT「NEO TOKYO」
https://youtu.be/Y9-qHZ8N0Tg

  2011年結成、これまでに二枚のEPやMarmalade butcherとのスプリットシングルをリリースしている「空港系マスポップチーム」ことアトランティス・エアポートの、今月頭にリリースされたばかりのライヴ会場限定CDのリードトラック。耳なじみのよいヴォーカルとマジカルなポップセンス、軽やかなバンドサウンドのマッチングが本当に素晴らしい。今後さらにグイグイくると思います。







●FREEDOM CALL「Metal is for Everyone」
https://youtu.be/Vy4CQOyQ-0k

 半裸のおっさんがニタリと笑っているだけのアルバムジャケットイラストといい、ぼちぼち活動20年を迎えようというのにメンバー全員が半裸の出で立ちというアーティスト写真を打ち出してくるヤンチャっぷりといい、フリーダム・コールの「力こそパワー!」感はほんとブレないなと。アルバム『Master of Light』のオープニングを飾る「Metal is for Everyone」で高らかに歌われる「というのも メタルはみんなのものだからだ」という諭しは、そんな彼らだからこそのメッセージで、まことに実りがある。メタルはみんなのもの、メタルは共有財産です。


マスター・オヴ・ライト
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フリーダム・コール
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●CIVIL WAR「Tombstone」
https://youtu.be/yFFZPOWeOdE

 元SABATONのメンバー三人が、暑苦しいヴォーカリスト筆頭格であるニルス・パトリック・ヨハンソンと結成したバンド CIVIL WARの今年のアルバム『The Last Full Measure』からのMV。銃撃戦のど真ん中でメンバー全員が演奏するという一見カッコイイシチュエーションなのだけど、結果的にシリアスな笑いのあるバカ映像になっててスキです。






●Jacob Collier「Hajanga」
https://youtu.be/baLrrW3El-M

 1994年生まれのマルチコンポーザー&ミュージシャン ジェイコブ・コリアーがほぼ一人多重録音で創り上げたデビューアルバム『In My Room』からの一曲。一人で何でもこなせるからいって必ずしもウマい曲が書けるとは限らないのだけど、彼はそれもクリアしている。そりゃクインシー・ジョーンズも惚れ込むわけだ。


イン・マイ・ルーム
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ジェイコブ・コリアー
Pヴァイン・レコード (2016-07-20)
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●冨田ラボ feat. AKIO「笑ってリグレット」
https://youtu.be/xJx7_e7Aww0

 ある日ディスクユニオンをブラついていて、ふと店内で流れていた曲がめっちゃツボなアレンジで一撃でブリリアントな致命傷を負ったので、瀕死の状態で歌詞の断片で検索すると、どうやら冨田ラボの新譜の曲だと知り「してやられた!」感とともにそのまま息を引きとりました。八名の若手とのコラボレーションアルバム『SUPERFINE』は、どの曲もヴォーカリストの旨味を引き出しつつ、さすがの冨田印のウルトラハイクオリティサウンドに仕上がっています。なかでも、太いシンセと甘いヴォーカル、そしてキャッチーなメロディーの三拍子でガンガンに魅了してくるこの曲には無条件完全降伏でした。


SUPERFINE
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冨田ラボ
ビクターエンタテインメント (2016-11-30)
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●Eric Bradford & Hamano Miho & ベルメゾン関根
「Interplanetary Bunny Transport System」
https://youtu.be/F2VMWL_mKQo



 スウェーデン発自主制作アニメーション「せんぱいクラブ」制作チームのエリック・ブラッドフォード氏が、友人であるHamano mihoさんと、エレクトロユニット サテライトヤングのベルメゾン関根氏とのコラボレーションで創り上げた すこしふしぎMV。



●NARNIA「I STILL BELIEVE」
https://youtu.be/o0GmTRm67rw

 2010年に解散するものの、2014年に再編を果たしたスウェーデンのパワーメタルバンド NARNIA。『Course of a Generation』以来、七年ぶりにリリースされたセルフタイトル作からの一曲。ストレートなメロディックパワーメタルに、あまりにも垢抜けなさ過ぎるMV。そうそうそう、これだよこれ! と思わず快哉をあげたくなる、濃縮されたB級感。なお、二本目のMV「Messengers」はカートゥーン仕立てであり、輪をかけてダサさに富んでいます。最高。


NARNIA
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NARNIA
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●ななせ from AIKATSU☆STARS!「Dreaming Bird」
https://youtu.be/--Al3Ql-FM8

 「アイカツスターズ!」挿入歌シングル第三弾『アキコレ』収録曲。クリエイターチーム onetrapに所属し、同作ではこれまでに「Miracle Force Magic」「1, 2, Sing for You!」の編曲やプロデュースなどを手がけてきた南田健吾氏の作編曲による会心の一撃。クワイアコーラスによる幕開けし、トリッキーな楽曲展開、ハイカロリーながらエグさを微塵も感じさせることなく華麗なイメージでガッチリとまとまっているというのは見事としか言うほかないですね。


TVアニメ/データカードダス『アイカツスターズ!』挿入歌シングル3 アキコレ
AIKATSU☆STARS!
ランティス (2016-11-23)
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●M. Bulteau「Boneklezmer」 (Undertale Cover)



 2015年9月にリリースされ、全世界で大反響を呼んだ、トビー・フォックス氏開発によるインディーゲーム「Undertale」。そのリリース一周年を記念して、クラシカルなアレンジからエレクトロなアレンジまで幅広く手がけるポルトガルのサウンドチーム M. BulreauがリリースしたアレンジEP。クレズマー/マヌーシュスウィング/フォーク調バンドアレンジを収録しており、かなりユニークな仕上がりです。

《誰も死ぬ必要のないRPG》「Undertale」 世界各国のファンが贈る、一周年記念トリビュートアルバム




●RISE OF THE NORTHSTAR「What The F***」
https://youtu.be/wTY_Vf23RmE



 楽曲自体は2014年のアルバム『Welcame』に収録されているのだけど、MVがリリースされたのは今年10月。このバンドのMVは毎度いろんな意味で秀逸なのですが、今回もそれに漏れず。ジャパニーズヤンキースタイルフレンチ学ランメタルコアバンドという超情報過多ぶりも相当ですが、桜木花道 meets ろくでなしBLUES meets ドラゴンボールなアルバムジャケットも相当なもんです。好きなものをギッシリ詰込んで極まったFURYOスタイルミクスチャー。

フランス発ジャパニーズ不良スタイル学ランメタルコア北極星団 ― RISE OF THE NORTHSTAR『Welcame』(2014)




●John Carpenter「Angel's Asylum」
https://youtu.be/0fXm5tKZ6fE

 今年一年は世界各国に繰り出し、コンサートを行った巨匠 ジョン・カーペンターの2ndソロアルバム『Lost Themes II』からの一曲。後半の静かなるダメ押し展開が超たまらない。奥方のサンディ・キングとの共著コミック「アサイラム」のイメージソングとのこと。

「ミュージシャン ジョン・カーペンター」として、さらなる躍進を重ねる一作 ― John Carpenter『Lost Themes II』(2016)


ロスト・シームズ2
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ジョン・カーペンター
Hostess Entertainment (2016-05-11)
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●Anakdota「The Girl Next Door」
https://youtu.be/v2qzn-d3WCI

 イキのいいプログレ系新人バンド輩出の高さに定評のあるイタリアのAltrockレーベルからリリースされたイスラエルの新鋭バンド ANAKDOTAのデビューアルバムからの一曲。EL&Pとジェントルジャイアントの悪魔合体+αみたいな強度と技巧を誇る実力派。
https://altrockproductions.bandcamp.com/album/overloading


Overloading
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Anakdota
Fading (2016-12-09)
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●Hentai Corporation「Tragedy of Uncle Hitler」
https://youtu.be/r9CpQL4-fGg



 チェコ随一の変態バンドのMV。曲自体は2013年に発表されたものなのだけども、MVが公開されたのは今年1月。おもしろFLASH全盛期に毒されたかのような傍若無人エログロナンセンスの限りを尽くしているのに、終盤で宇宙船が銀河を突き抜けてくるシーンで不覚にもすごいカタルシスをおぼえてしまった。ウラジーミル・ソローキンもかくやの最悪で最高な一発。




【+α】


●ピコ太郎「ロミータ・ハシミコフ」
https://youtu.be/QQaJmUe9Ov8

 常軌を逸した爆発的ヒットをカマしたピコ太郎。コントとテクノを足し算しまくったのがNBR(ノーボトム!)なら、リズム芸に併せた引き算をした結果がピコ太郎と言えるんじゃないでしょうか。仮にこれで一発屋で終わったとしてもデカすぎる一発ですし、プロデュースや編曲など多岐に渡る古坂大魔王のそのほかの活動にもいくらかスポットが当たってくれればさらに万々歳ですね。「ロミータ・ハシミコフ」に限らず、「二文字目ミステイク」「べったら漬けが大好き」などでみせるごんぶとなシークエンスはモロに古坂大魔王の【地】です。

ノーボトム!/NBR(New Bushidou Ravers)/古坂大魔王/ピコ太郎 ディスコグラフィ 2001~2016


PPAP
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ピコ太郎
avex trax (2016-12-07)
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