ふと思い立ったので十五枚ほど選びました。
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●『わたし革命ファルサリア <<変身譜>>』
『わたし革命ファルサリア <<起源譜>>』
「少女革命ウテナ」の楽曲のリマスタリング・ベストコンピレーション二枚。アルバムタイトルといいジャケットデザインといい、これぞJ・A・シーザーといった感のある仕上がり。
●ODD LOGIC『Penny For Your Thoughts』
全パートを一人で担当しているアメリカのプログレメタルユニット ODD LOGICの通産六作目のアルバム。なんつージャケットだよと思いきや、丁寧に練りこまれた好作。ダウンロードは投げ銭。
https://oddlogicrock.bandcamp.com/album/penny-for-your-thoughts
●KAYO DOT『Plastic House on Base of Sky』
上田風子さんのカヴァーイラストは思わずジャケ買いしたくなる素晴らしさ。二月ごろに上田さんのinstagramに制作途中のイラストの写真がアップされてもいました。
http://theflenser.com/kayo-dot-announce-plastic-house-on-base-of-sky/
●JERUSALEM『Cooler Than Antarctica』
イアン・ギランプロデュースで1972年にアルバムを出した後に沈黙。2009年にジェフ・ダウンズとニック・ディヴァージリオを迎え復活したJERUSALEMの再編第三作目のアルバム。72年のデビューアルバムと比較すると、とても同じバンドとは思えないかわいらしいジャケット。ちなみにサウンドは現在も良い感じです。別働隊のDECKCHAIR POETSの面々がガッツリ参加しているので、差別化が図られているのかどうか正直よくわからないのだけど。
www.deckchairpoets.com/index.php/cooler-audio
●yaseta『Funku Scape Movement』
コンポーザー yaseta氏の1stアルバム。シーンを席捲する「いらすとや」こと、みふねたかし氏の描きおろしアルバムジャケット(たぶん初)。描かれたキャラクターたちはこのあと、【いらすとやパーティLINE】スタンプで再登場する。
https://yasetakamo.booth.pm/items/268594
●TAUK『Sir Nebula』
艶のグルーヴを放つニューヨークのエレクトロ・フュージョン・バンド TAUKの最新アルバム。ジャケットイラストは往年の《メタル・ユルラン》誌の血を受け継ぐ、スウェーデン出身のイラストレーター Kilian Eng。
https://tauk.bandcamp.com/album/sir-nebula
▽全方位対応の艶のグルーヴ&ミクスチャー。コズミック、嗚呼コズミック、コズミック ― TAUK『Sir Nebula』(2016)
●MEATLOAF『Braver than We Are』
ミートローフが久方ぶりにジム・スタインマンとタッグを組んで出したアルバム。邦題『ブレイヴァー・ザン・ウィー・アー~勇者再誕~』。ミュージカルの楽曲や過去の曲の再録や他アーティストとのコラボ曲をかき集めた内容であり、アルバムとしてはやや散漫な印象がありましたが、このジャケットは本当に素晴らしい。
●クウチュウ戦『超能力セレナーデ』
夏にリリースされたクウチュウ戦のミニアルバムは、夏の季節に最高にハマるサウンドをたっぷりと甘酸っぱいメロディーで仕上げてきた快作でした。爽やかに時空が歪んでいく不思議でのっぴきならないバンドのサウンドを見事にヴィジュアル化したジャケットともども素晴らしかった。
●Twelve Foot Ninja『Outlier』
オーストラリアのミクスチャー・プログレッシヴ・メタル忍者軍団。変態。
https://twelvefootninja.bandcamp.com/album/outlier
●OSAKA PUNCH『Death Monster Super Squad』
同じくオーストラリアのミクスチャーポップバンド OSAKA PUNCH。イカれたデスモンスター軍団をコンセプトに、面白ければ何でもアリのヘヴィでグルーヴィーでスウィートなキメラじみたサウンドが大変に愉快で魅力的。公式サイトでデスモンスターの設定を公開しているのだけど、「生まれながらのソシオパス。治療法はジョージ・マイケルのグレイテストヒッツ。だがそれは母の早すぎる死につながった……」「アラスカで覚醒剤(ICE)を売り続け逮捕。だが収監後ジャスト13秒で脱獄」など、好き放題書いている。
▽ヘヴィ、スムース、そしてファンキー。オーストラリアからの一撃 ― OSAKA PUNCH『Death Monster Super Squad』(2016)
●WONK『Shphere』
日本のミクスチャー・ソウル・バンド WONKのデビューアルバム。えの素を感じた。
●John Wesley『A Way You'll Never Be...』
PORCUPINE TREEのサポートメンバーとしても知られるジョン・ウェズリーの最新ソロアルバム。ピンクフロイドの『炎 あなたがここにいてほしい』の上位互換を感じた。
●Super Guitar Bros『Nice』
ゲーム音楽カヴァーに定評のあるデトロイトのスティール弦&ナイロン弦ギターデュオ Super Guitar Brosの最新作。ものすごくフォトジェニックなジャケットにたちまちメロメロになってしまう。マリオギャラクシー、MOTHER、ロックマン3、ディアブロなどをカヴァーしており、ダウンロードは投げ銭。
https://superguitarbros.bandcamp.com/album/nice
●Hang The Old Year『The Incessant Hum』
退廃的ムードと枯れた味わいに富むポートランドのヘヴィ・サイケ/ポストロックバンド Hang The Old Yearの通産四枚目となるEP。強烈なインパクトのあるジャケットアートワークは、同バンドのヴォーカル&ギターのJoshumの手によるもの。
https://rosequarterrecords.bandcamp.com/album/the-incessant-hum
●ETERNAL CHAMPION『The Armor of Ire』
マイクル・ムアコックのエターナル・チャンピオンに由来するテキサスのメタルバンド ETERNAL CHAMPIONのデビューアルバム。2016年でこのジャケを打ち出してくるセンス、大好き。サウンド的にはエピックメタルというよりはオールドスクールなド直球サウンド。
https://eternalchampion.bandcamp.com/album/the-armor-of-ire