2016年12月3日土曜日

QUIDAM、SORRY BOYS、RIVERSIDEメンバーによるロックトリオ ― MELLER GOLYZNIAK DUDA『Breaking Habits』(2016)




 ポーランドのシンフォニック・ロック・バンド QUIDAMのギタリスト マチェク・メラー、オルタナ・ポップ/ロック・バンド SORRY BOYSのドラマーであり、モニカ・ブロトゥカやナタリア・ニキェルなどのレコーディングサポートも務めるマチェク・ゴウィジニャク、そしてプログレッシヴ・メタル・バンド RIVERSIDEやアンビエント・ユニット LUNATIC SOULのフロントマン マリウス・デューダの三人が今年新たに結成したトリオ MELLER GOLYZNIAK DUDAのデビューアルバムが先ごろリリースされました。キャリアもジャンルも微妙に異なれど、いずれもポーランドでは名うてのミュージシャンであり、まさに「三羽烏」といったところ。楽曲は三人全員がスタジオに入ってストレート一発録り。マリウスのゴリっとしたベースと、艶のあるヴォーカルを中心に、ファンク、ブルーズ、サイケのエッセンスなども程よくとり込み、てらいなく、カラッとしたオールドスクールのロックサウンドを展開しています。コンパクトなつくりの楽曲が中心(唯一"Floating Over"のみ10分近い曲)ですが、インストパートの加速度的な白熱ぶりはさすがの一言。メイン活動のガス抜きといったものにとどまらない、痛快なドライヴ感にあふれた一枚です。





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