2015年12月16日水曜日

時空を越えるエレクトロ歌謡―― キミは「サテライトヤング」を知っているか?

 2000年代以降に興ったシンセサイザー・ミュージックの一ジャンルであり、リバイバルのスタイルでもある「Synthwave/Retrowave」は、あまねく'80年代ポップカルチャーをリスペクトし、回顧的であり拡張的でもあるサウンドとして現代に再提示したものです。海外ではレーベルがいくつも立ち上がり、数多くのアーティストが楽曲やアルバムを日々リリースしており、その活況はもちろん日本にも波及しております。

 フォトグラファーやラジオパーソナリティなどでもアクティヴな活動を続ける草野絵美さんと、シンセサイザー・ミュージックをこよなく愛し、特にヤン・ハマーやTANGERINE DREAMから強い影響を受けたコンポーザーのベルメゾン関根氏によって2014年に結成されたサテライトヤングは、80年代アイドル歌謡からの影響を強く反映させたエレクトロ・ポップを展開する日本のユニット。現在はメディア・テクノロジスト担当メンバーとしてサイボーグのテレ・ヒデオなるメンバーが加入し、三人組として活動中。アメリカ・コネティカットのシンセウェイヴ系レーベル「Future City Records」からも楽曲を配信しており、海外へのアプローチも展開しています。



 曲調は80年代ですが、歌詞はSNS時代の今を反映したものであるというのもミソです。Twitterの創業者であるジャック・ドーシーをもじった1stシングル"ジャック同士"、松田聖子リスペクトな2ndシングル"フェイクメモリー"、ギークなボーイフレンドとの交際(イノベーション)を描いた3rdシングル"Geeky Boyfreind"、タイトなビートと煌びやかなアレンジがアダルトな雰囲気を演出する4thシングル"Break! Break! Tic! Tac!"、平野啓一郎の『ドーン』で提唱された「分人主義」からインスパイアを得た5thシングル"Dividual Heart"と、これまでに五曲をリリースしてきています。また、先ごろ、北欧発の自主制作アニメ「せんぱいクラブ」の最新エピソード(第三話パート2)に書き下ろしのエンディングテーマを提供しています。このコラボには心底驚かされましたが、ドンピシャリの嬉しいコラボレーションがキマっております。








 また、ベルメゾン関根氏はソロEPを今後リリース予定とのこと。soundcloudではいくつかの楽曲がアップされていますし、すでにFuture City Recordsのコンピレーションに"The Brand New Age"で参加しております。 https://soundcloud.com/bellemaison_s



http://satelliteyoung.net/
https://www.facebook.com/Satellite-Young-1453697674866034/
https://soundcloud.com/satellite-young
http://satelliteyoung.bandcamp.com/

「SFCから生まれたエレクトロ歌謡ユニット、サテライトヤングにインタビュー」 - SFC CLIP
「80年代をギークにするサテライトヤング」- All About

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