2013年9月13日金曜日

EL&P/キース・エマーソンオマージュなゲームミュージック集【イントロダクション】

エマーソン,レイク&パーマー(EL&P) / キース・エマーソンをオマージュした、もしくは少なからず意識したのではないかと思われるゲーム・ミュージックを、全3回に渡って年代順にご紹介してゆくというニッチな企画。

【イントロダクション】
【1985~1991】
【1992~1999】
【2001~】



エマーソン、レイク&パーマーは1970年にキーボードのキース・エマーソン、ベース&ヴォーカルのグレッグ・レイク、ドラムのカール・パーマーの3人で結成されたトリオで、3人とも既に別のバンド(THE NICE、KING CRIMSON、ATOMIC ROOSTER)で名を上げていただけに、当時はスーパー・バンドとして喧伝されました。彼らが1971年に発表した2ndアルバム『Tarkus』はバンドの代表作であるのみならず、プログレッシヴ・ロックを代表するコンセプトアルバムで、アルマジロ型戦車のタルカスが火山の中から現れて、破壊の限りを尽くした後、マンティコアとの戦いの果てに海に帰っていくというストーリー。

TarkusTarkus
(2011/02/10)
Emerson Lake & Palmer

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プログレッシヴ・ロックは1960年代後半に興り、1970年代前半に隆盛した音楽ジャンルです。大仰なコンセプトを打ち出したり、数多の技巧を凝らした楽曲を作り上げたり、オーケストラと共演したり、他のジャンルも取り込んだ音楽性を展開したりと、自由で独創的なサウンドを目指したジャンル…と言いましょうか。一口では説明しづらいジャンルなのが魅力であり、またもどかしくもあります。ムーヴメントは短い間でしたが、実験的かつ意欲的なバンドや作品が数多く誕生し、今なお根強いファンがおります。

プログレッシヴ・ロックとゲーム・ミュージックは、昔から高い親和性があるのです。その理由としてはどちらもファンタジーを題材とすることが多いこと、演出としてドラマティックな楽曲展開をみせるプログレッシヴ・ロックがインパクトを演出する上でハマりやすいということ、といったことが考えられますが、それ以上に、ゲーム・ミュージックのコンポーザーさんたちの多くがプログレッシヴ・ロックをリアルタイムで経験した世代の人だからというのがあるのではないかと思います(植松伸夫氏はインタビューなどでプログレからの影響を公言していますね)。また、元DEJA-VUの桜庭統氏や、元アクアポリスの中潟憲雄氏、元DADA~KENNEDYの泉陸奥彦氏、同じく元KENNEDYの深見誠一(プロフェット深見)氏、元NOVELAの笹井隆司氏、元ミスター・シリウスの藤岡千尋氏、元IL BERLIONEの谷口博史氏など、プログレッシヴ・ロック・バンドで活動していた人がゲーム業界に活動を移したというケースも数多くあるほか、畑亜貴さんや大山曜氏、梅垣ルナさん、大久保治信氏、黒沢ダイスケ氏など、コンポーザー/アレンジャーの傍ら、プログレ系ユニットで活動されているという方もいらっしゃいます。

次回以降のエントリの参考として、EL&Pの代表的な楽曲を貼っておきます。

「Tarkus(Eruption)」


「Hoedown」


「Toccata」


「Karn Evil #9 2nd Impression(悪の経典 第二印象)」


「Fanfare For A Common Man(庶民のファンファーレ)」


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