2013年3月12日火曜日

アニメ劇伴における、KING CRIMSON オマージュ/パロディあれこれ

KING CRIMSONの楽曲をある程度知っていて、アニメのサントラをよく聴く、という人に向けた、とってもニッチなエントリ。(2014.2.13 追記)


1.「ビギニング(機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編)」

「Lizard (Prince Rupert Awakes)」に似ているということで、結構有名なネタです。比較動画もいくつか作られています。


2.「いまはおやすみ(機動戦士ガンダム)」


「ビギニング」に比べると、こっちの方はあまり指摘されていないように思います。終盤のインストパートが「In The Court Of The Crimson King(クリムゾン・キングの宮殿)」の中盤の展開と似ています。


3.「?(美少女戦士セーラームーン セーラースターズ)」



セーラームーンの劇伴に「Larks' Tongues in Aspic Part 2(太陽と戦慄パート2)」みたいな曲があったよと聞いて以来、気になってコツコツと調べていたのですが、どうやらシリーズ5作目にあたる「セーラースターズ」の劇伴だったようです。第32話(シリーズ通産だと第198話)で流れたのを確認(6分20秒あたりから)。また、当該BGMはサントラ(『セーラースターズ ミュージックコレクション』のVol.1とVol.2、『セーラームーンシリーズメモリアルミュージックボックス』)には未収録であるようです。


4.「ヒトクセ(Night Walker~真夜中の探偵)」


98年に放送された深夜アニメ。とてもわかりやすい「RED」のパロディ。他に「Moonchild」「Starless」のパロディ曲もあります。演奏陣は一流のセッション・ミュージシャン揃いなので聴き応えバツグン。隠れたパロディ作品としてオススメの1枚です。
多田彰文『Night Walker~真夜中の探偵 ORIGINAL SOUNDTRACK』(1998)


5.「必勝 妙法蓮華曲 (Hellsing)」


今や黒歴史となってしまったTVアニメシリーズ版(2001~2002年放送)ヘルシング。本編の内容はともかく、元宇都宮隆バンドの石井妥師氏による劇伴は滅法素晴らしい内容で、70年代ニュー・ロックなテイストの香るハード・ロックサウンドで貫かれており、シビれます。この曲は「21st Century Schizoid Man(21世紀の精神異常者)」のオマージュも感じさせる1曲。


6.「メカ沢ミニマル(魁!!クロマティ高校)」


演奏しているバンドが「日本のKING CRIMSON」こと美狂乱なのでむべなるかな。この曲は「Neal And Jack And Me」のパロディ。2枚のサウンドトラックは共に傑作であります。ちなみに、エヴァンゲリオンのスピンアウト作品である「ぷちえう゛ぁ」の劇伴も彼らが担当しております。


7.「Scramble(ストラトス・フォー アドバンス)」


05年~06年にOVAで発表された「ストラトス・フォー」第二期より。この曲は「Elephant Talk」のパロディです。ちなみに演奏陣は難波弘之氏率いるSense Of Wonderの面々。


8.「見廻り組 -異三郎のテーマ-(銀魂)」


バラガキ篇で流れた曲。「21st Century Schizoid Man(21世紀の精神異常者)」の、どストレートなパロディ。4枚目のサントラに収録されております。また、バラガキ篇には「茨ガキと薔薇ガキ」という曲もあるのですが、こちらは21世紀の精神異常者にYESの「Heart Of The Sunrise((燃える朝焼け)」を足して2で割ったような曲調になっています。


9.「"果てしなき旅路"(闘牌伝説 アカギ)」


2005年~2006年にかけて放送されたTVアニメ版「アカギ」。タニウチヒデキ氏による本編の劇伴は、枯れた雰囲気と、無機的なビート、喰うか喰われるかの緊迫感・焦燥感を孕んだ曲が多く、たまらなくシブい内容に仕上がっております。"果てしなき旅路"は、KING CRIMSON『RED』の不朽の名曲「Starless」へのオマージュが感じられる1曲。「赤」木しげるだけに『RED』といったところでしょうか。"果てしなき旅路 Ver2" "旅路"と、いくつかのヴァリエーションもあります。


10.「"The Return Of The Drowning Witch"(たまこまーけっと)」
たまこまーけっと (3) [DVD]たまこまーけっと (3) [DVD]
(2013/05/15)
洲崎綾、金子有希 他

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アニメ本編に登場する喫茶店兼レコード屋「星のピエロ」のシーンで流れる、70年代アメリカの(架空の)プログレッシヴ・ロック・バンド「Hogweed」が唯一残したアルバムの楽曲。DVDの初回限定版の特典CDにて、その大作組曲のほとんどのパートを聴くことが出来るのですが、そのパート8に当たる部分が、KING CRIMSON「RED」を髣髴とさせるヘヴィ・プログレ・チューン。攻撃性と叙情性を併せ持った仕上がりになっています。


たまこまーけっとDVD第3巻初回特典CD - 
Hogweed『Excerpts from“The Return Of The Drowning Witch”』(1978)


【おまけ】

◆「ウーパークィーンのきゅうでん(むしまるQ)」



NHK教育テレビがかつて放送していた いきもの番組「なんでもQ」より。「Lark's Tongues In Aspic Part.2(太陽と戦慄パート2)」をベースに、「Epitaph」「21世紀の精神異常者」も少し混ぜ込んだパロディ。NHKの本気は恐ろしいものがあります。

『NHKむしまるQゴールド 大脱皮のテーマ』(2004)


◆永野護「Leftside-Mirage」


永野氏が作曲から演奏までをこなした『ファイブスター物語』のイメージ・アルバム(1990)の中の1曲。「Satori In Tangier」を意識した楽曲ではないかと。

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