1978年に残したたった一枚のアルバム『Anabelas』で伝説と化したアルゼンチンのプログレッシヴ・ロック・バンド BUBU。作編曲を手がけるダニエル・アンドレオーリを中心に、フルート、テナーサックス、ヴァイオリン奏者を擁した八人編成のもと、初期KING CRIMSON由来の叙情性とヘヴィなサウンドを長尺の展開にのせ、コッテリと濃厚な音世界を繰り広げていました。南米プログレものでも屈指のオススメアルバムの一枚として挙げられる同作は、EMI Argentinaより手ごろな価格で近年再発されております。そんなBUBUですが、先ごろ復活を果たし、なんと新作EPをリリース。まさか復活するようなバンドだとは思っていなかっただけに、青天の霹靂。マジでブッたまげました。バンド編成も当時と同じく、フルート、テナーサックス、ヴァイオリンを擁した編成(キーボーディストとフルート奏者はゲストとしての参加)。オリジナルメンバーはダニエルひとりだけですが、実力派の若手ミュージシャンでしっかりと固めています。2015年12月にレコーディングされたという3曲は、3分、6分、5分といずれもコンパクトな構成ですが、あのころの作風をキープしつつも、アップトゥデイトに成功しています。これはぜひとも、フルアルバムのリリースに期待したいところですね。
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Bubu
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