CHARISMAは'77年ごろまで活動し、解散。泉陸奥彦氏はバンド「飢餓同盟」に在籍していた小西健司氏とエレクトロニック・ミュージック・ユニット「DADA」を結成、'78年のローランド主催のシンセサイザー・テープ・コンテストの入賞を経て、同年に自主レーベル VANITYより1stアルバム『浄』を、'81年にキングレコードのNEXUSレーベルから2ndアルバム『DADA』をリリースします。その後の活動は以下の通り。
■DADA(泉陸奥彦&小西健司)『DADA』(1981) / 『城壁/鏡の中の家』(1994)
■KENNEDY(泉陸奥彦)『Kennedy!』(1987)
■KENNEDY(泉陸奥彦)『Twinkling Nasa』(1986)
■MILLPLAT(五十嵐久勝&泉陸奥彦&細川博史)『Millplat』(1994)
■泉陸奥彦『Heaven Inside』(2006)
'78年のシンセサイザー・コンテストの入賞楽曲を収録したオムニバスアルバム『驚異のシンセサイザー軍団登場!!』がこちら(未CD化)。小西健司名義の"ユークリッドの平行線"(0:00~4:56)、泉陸奥彦氏名義の"アトミック・フュージョン"(26:40~31:35) の2曲を聴くことが出来ます。また、後のAfter Dinnerの宇都宮泰氏、FILMSやTPOの岩崎工氏、EP-4の川島裕二氏(BaNaNa-UG)の若かりし頃の楽曲も聴けるのもまた興味深いところです(ちなみに'78年には、平沢進氏も週刊プレイボーイ主催のシンセサイザーコンテストで入賞しております)。
一方の菅沼孝三氏は「だるま食堂」やフュージョン・バンド「99.99(フォーナイン)」を経て、小川文明氏も在籍されていたことで知られるプログレッシヴ・ジャズ・ロック・バンド「BLACK PAGE」に参加。その後も数々のバンドへの参加やサポートミュージシャンとしての活動を展開し、"手数王"として著名になるのは周知の通り。
泉氏、菅沼氏のお二人が数十年ぶりに共演を果たしたのが、2007年に行われたコナミの音楽ゲーム「ギタドラ」シリーズのライヴイベント「THE GITADO LIVE」。泉陸奥彦(g)、菅沼孝三(ds)、黒沢ダイスケ(g)、白船睦洋(b)、佐藤和豊(kbd)というメンツで凄まじい演奏を繰り広げております。
ちなみにその後、菅沼氏は2011年に発表された泉氏の2ndソロアルバム『ポン太と巡る世界の音楽』のレコーディングにも参加されております。ドラム、パーカッションは勿論、ディジュリドゥも吹いており、菅沼氏のブログの2011年の記事にその時の写真が載っています。
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●泉陸奥彦:Wikipedia
●菅沼孝三 - Wikipedia