98年に第一作目が発表され、海外では現在も人気シリーズとして新作タイトルが続々と発表されている「スパイロ・ザ・ドラゴン」。その初期三部作(プレイステーション1時代)の楽曲をまとめて収録したサウンドトラックが、昨年の5月に突如としてbandcampに上がりました(なお、同音源のCDでのリリースはない模様)。この頃のスパイロシリーズの楽曲は、CURVED AIRやPOLICE、ANIMAL LOGICなどのバンドや、映画やTVドラマなどの劇伴音楽の活動でも知られるスチュアート・コープランドが手かげたことで密かに(?)知られる逸品。スチュワート氏は前述の三部作(いずれも制作はInsomniac Games)である「Spyro the Dragon(スパイロ・ザ・ドラゴン)」(1998)、「Spyro 2: Ripto's Rage!(スパイロ×スパークス トンでもツアーズ)」(1999)、「Spyro: Year of the Dragon(日本未発売)」(2000)と、プレイステーション2/ゲームキューブで発表された「Spyro: Enter the Dragonfly」(2002)にコンポーザーとして関わられております。自身がドラマーということもあってか、独特のユルさを持ったリズムの中にレゲエやオリエンタル、ミニマル・ミュージックのエッセンスも散りばめられたトリッキーなプログレッシヴ・ポップスといった趣のインストゥルメンタルが揃っております。これはオススメ。
「Spyro the Dragon: Remastered」
(※ダウンロード購入は出来ません、リスニングオンリー)
http://spyrothedragonremastered.bandcamp.com/album/spyro-the-dragon-remastered
●Stewart Copeland - Wikipedia
●Spyro (Series) - Wikipedia