2017年4月22日土曜日

世代も時空も越えるネオ・エレクトロ歌謡ユニット、初のフルアルバム ― SATELLITE YOUNG『Satellite Young』(2017)

SATELLITE YOUNG
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SATELLITE YOUNG
SATELLITE YOUNG (2017-04-05)
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地球暦一九八〇年代 かつて地球には
古今東西あらゆるサウンドをのみこんでしまう
奇跡的な音楽が存在した それがアイドル歌謡である
絶滅したかに思われた アイドル歌謡の遺伝子は
三十年代に一度 突如出現するという伝説の衛星
「サテライトヤング」で独自の進化を遂げていた――


"サテライトヤングのテーマ"


 エレクトロ/シンセウェイヴ歌謡ユニット サテライトヤングが4月5日に1stフルアルバム『SATELLITE YOUNG』をリリースしました。2014年に結成されたサテライトヤングは、80年代アイドル歌謡からの影響を強く反映させたエレクトロ・ポップを展開する日本のユニット。フォトグラファーやラジオパーソナリティなどでも活動する草野絵美さんと、ヤン・ハマーやTANGERINE DREAMから強い影響を受け、シンセミュージックをこよなく愛するコンポーザーのベルメゾン関根氏、メディア・テクノロジスト担当のサイボーグ、テレ・ヒデオ氏からなる三人組。曲調は徹頭徹尾80年代リスペクトで、SNS時代の現代を反映した詞を歌い上げるというところミソです。海外へのアプローチも精力的に展開しており、アメリカ・コネティカットのシンセウェイヴ・レーベル「Future City Records」からも楽曲を配信しているほか、今年3月に開催された大型フェス「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」への参加も果たしています。





 アルバムは全12曲。Twitter創業者、ジャック・ドーシーをもじった1stシングル"ジャック同士"。松田聖子リスペクトな2ndシングル"フェイクメモリー"。ギークなボーイフレンドとの交際(イノベーション)を描いた3rdシングル"Geeky Boyfreind"。タイトなビートと煌びやかなアレンジがアダルトな雰囲気を演出する4thシングル"Break! Break! Tic! Tac!"。平野啓一郎の『ドーン』で提唱された「分人主義」からインスパイアを得た、ウルトラキャッチーな5thシングル"Dividual Heart"。makebabi.es制作による北欧発の自主アニメ「せんぱいクラブ」の第三話パート2に書き下ろされたエンディングテーマ"卒業しないで、先輩!"。そして、スウェーデンのシンセウェイヴシーンの雄 Mitch Murderとのメロディアスなコラボレーション"Sniper Rouge (feat. Mitch Murder)"。以上7曲が2014年から2016年にかけて配信シングルでリリースされたものです。イントロダクションの"サテライトヤングのテーマ""AI Threnody" "Sanfransokyo girl" "Melancholy 2016"はアルバムで初お目見えの楽曲。また、"Nonai Muchoo (feat. brinq) [Satellite Young Version]"は、シンセポップ・プロジェクト「brinq」のユウ フジシマ氏との共同作編曲による一曲。昨年にリリースされたデビューアルバム『Magical brinq Tour』収録の"Nonai Muchoo feat.Emi (Satellite Young)"とはアレンジが異なります。世代も時空も越えるユニットの魅力を再確認できる一枚。



ディープラーニングを取り入れたMV




「平成生まれが作る「憧れの80年代」 無名のユニットがアメリカの音楽フェスに呼ばれるまで 」
(from Buzzfeed|2017.03.12)

http://satelliteyoung.net/
https://www.facebook.com/Satellite-Young-1453697674866034/
https://soundcloud.com/satellite-young
http://satelliteyoung.bandcamp.com/



 なお、ベルメゾン関根氏は2016年2月12日付でソロデビューEP『Bellemaison EP』をリリース。同年9月29日には、EPの冒頭曲"Wind of Electron"を使用した、すこしふしぎなMV「Interplanetary Bunny Transport System」がアップされています。「せんぱいクラブ」製作チームのエリック・ブラッドフォード氏と、日本のデザイナー Hamano mihoさんとのコラボレーション作品でもあります。



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