2015年12月17日木曜日

ファンク×Djent×フュージョン×Jamの複合体。バークリー発 新鋭バンド、勝負の二作目 ― Sound Struggle『Rise』(2015)



 2012年の末に名門バークリー音楽大学でギタリストのキャメロン・ラスムッセンによって結成され、2014年6月にセルフタイトルアルバムでデビューを飾った新鋭プログレッシヴ・メタル・バンド Sound Struggleの一年ぶり2ndアルバム。テナーサックス&EWI(Electronic Wind Instrument)奏者を含む、ツインギターの六人編成。ファンク/フュージョン的側面にも強いこだわりを持っており、結果的にファンク×Djent×フュージョン×Jamの複合連続体のようなサウンドとなっているのが実にユニーク。結成時期が近く、同じくバークリー出身者からなるプログレッシヴ・メタル・バンドの Native Construct とタメを張るミクスチャー感を兼ね備えております。

 彼らが影響を受けたバンドはやはり数あるようですが、PERIPHERY、MESHUGGAH、Animals as Leaders、RUSH、デイヴ・マシューズ・バンド、プリンス、DREAM THEATER、アラン・ホールズワース、The Brecker Brothersの名前が挙がっておりました。また、キャメロン・ラスムッセンはインタビューでお気に入りのアルバムにPANTERA『俗悪(Vulgar Display of Power)』、アレックス・アルジェント『Ego』、The Brecker Brothers『Heavy Metal Be-Bop』、Twelve Foot Ninja『Silent Machine』、そしてAnimals as Leaders『The Joy Of Motion』の五枚のアルバムを挙げております。

 ミクスチャー感が存分に発揮された一曲目"Strongth"からツカミはバッチリで、続く"The Disease"や、"Tempest"といったコッテリとしたdjent路線の楽曲でさらなるクギ付けに。しなやかな叙情性にあふれたインストゥルメンタル"Perpetual Motion"は、Animals as Leadersへのラブコールのようにもとれるインストゥルメンタルですし、"Rise" "Pretzet"ではゴリゴリのバッキングの上に爽やかなフュージョンの風を吹かせます。"Rotating Door" "Suspended"では押しと引きのドラマティックな楽曲構築で、"Close Your Eyes"ではジョーイは穏やかなクリーントーンのヴォーカルで、それぞれじっくりとした仕上がり。申し分のない強度を誇るサウンドに感激することしきりですが、では、ライヴはやれるのか? ご安心ください。バークリー在学生による学内コンサートイベント「Caf Show」でのバンドのパフォーマンスの映像が先ごろ上がったのですが、ライヴもバッチリやれます。





「Interview: Joey Izzo of Sound Struggle」
(from moshville.co.uk)

「Sound Struggle Interview」
(from Progarchy.com)

https://www.facebook.com/SoundStruggle
https://www.youtube.com/user/SoundStruggle1

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