2014年2月6日木曜日

鶴田海生、木村賢一『あさぎり夕 紅伝説 イメージアルバム』(1992)

紅伝説
紅伝説
posted with amazlet at 15.12.30
イメージ・アルバム
サイクロン (1992-09-25)
売り上げランキング: 534,294



講談社の月刊少女フレンドで90年代初頭に連載されていたあさぎり夕さんの漫画作品『紅伝説』のイメージアルバム。インストゥルメンタルが6曲、富沢美智恵さん、山寺宏一氏、手塚ちはるさん、矢尾一樹氏がそれぞれヴォーカルをとるキャラクターイメージソングを4曲収録。ドラマパートはなく、完全なミュージック・アルバムです。鶴田海生氏は、後にTOKIOやKinki Kids、ZONEなどのアルバムの作編曲/プロデュースを手がけられる御仁(またの名を"Ocean Born")。本作を含め、90年代にはコミックスのイメージアルバムや声優アルバムでお名前を見かけます。木村賢一氏については詳しいデータがないのですが、彼もJ-POP方面コンポーザー/アレンジャーとして活動されている方のようです。"沢木崖のテーマ"では、サックス奏者の昼田洋二氏が参加しております。

楽曲はほぼシンセサイザーによる打ち込み、アルバム後半へ行くほどイージーリスニング/ポップス寄りになりますが、アルバム前半は緊密なテンションが維持されており、ニューエイジ・ミュージックを通り越してニューウェイヴ/プログレに向かっているようなところも見受けられます。手塚ちはるさんが歌う"命がけでも抱かれたい"は、北欧のFra Lippo Lippiを思わせる冷ややかなニューウェイヴ風ポップスといった感。和楽器の音色とグリグリ動くベースラインも印象的な"伊賀一族"や、ちょいとポリリズミックな"舞王輝羅のテーマ"も耳を惹きます。そして本アルバムの白眉が、山寺宏一氏が歌う"風雲の悲劇"。ハモンドオルガンサウンドをフィーチャーした、プログレ風味のニューウェイヴ・ポップスといった趣の疾走感に富む1曲。この曲が聴けたのは収穫でした。



------------------------------------

01. 紅伝説~紅 彩香のテーマ~ (作詞:谷亜ヒロコ - 作編曲:木村賢一 - 歌:富沢美智恵)
02. 伊賀一族 (作編曲:鶴田海生)
03. 風雲の悲劇 ~風王早手のテーマ~ (作詞:谷亜ヒロコ - 作編曲:鶴田海生 - 歌:山寺宏一)
04. 雪王のテーマ (作編曲:木村賢一)
05. 舞王輝羅のテーマ (作編曲:木村賢一)
06. 命がけでも抱かれたい~妖子のテーマ~ (作詞:谷亜ヒロコ - 作編曲:鶴田海生 - 歌:手塚ちはる)
07. 鳳凰の一族 (作編曲:木村賢一)
08. 戦い (作編曲:木村賢一)
09. 沢木崖のテーマ (作編曲:鶴田海生)
10. 君をずっと抱いていたい~緋場 炎のテーマ~ (作詞:谷亜ヒロコ - 作編曲:鶴田海生 - 歌:矢尾一樹)

Sound Produced:鶴田海生
Keyboard:木村賢一(Track①④⑤⑦⑧)、鶴田海生(Track②③⑥⑨⑩)
Synthesizer:木村賢一(Track①④⑤⑦⑧)、鶴田海生(Track②③⑥⑨⑩)
Sax:昼田洋二

[CYCC-10006](1992.9.25)


------------------------------------

あさぎり夕 - Wikipedia

0 件のコメント:

コメントを投稿