このWild Woodyというゲームは横スクロールのアクションゲームなのですが、内容は割とどうしようもないクソゲーだそうで、海外のゲームニュース/レビューサイトのワーストゲームランキング企画でランクインもしています(ゲームの主人公に対して「ようこそマスコットの墓場へ」というコメントが付いてて笑いました)。
ゲームのサウンドトラックは出ていないようですが、楽曲はYouTubeで一通り聴くことが出来ます。ゲームの楽曲とはいえ手心は一切加えられていません。それどころか、ソロ・アルバム以上にファニーで頭のオカシイ(褒め言葉)方向性の楽曲があり、まさに奇作怪作たる仕上がり。ヘンな音楽好きにはたまらない内容です。ちなみにこのゲームの同年に、ロン・サール名義の1stソロアルバム『The Adventures of Bumblefoot』も出ています。2010年にアルバムが再発された際には、ゲームで使用された5曲の楽曲("Pirate Level 2" "Mythology Level 2" "Sci-Fi Level 3" "Cemetery Level 2" "Cemetery Level 1")がボーナストラックとして追加収録されています。
【Wild Woody Soundtrack(Playlist)】
http://www.youtube.com/playlist?list=PL5B329F4BC128D4E9
全曲聴けます。
ジ・アドヴェンチャーズ・オブ・バンブルフット(紙ジャケット仕様) (2010/11/10) ロン・サール 商品詳細を見る |
【追記】
Wild Woodyでは、この曲もインパクトがあってオススメです。 http://is.gd/aRZ1OH
ちなみに、このリンク先の投稿者のコメントに面白い話が載っていました。このBGMを投稿してしばらく経ったころ、あの技巧派ドラマーであるマルコ・ミンネマンから投稿者の元にパーソナル・メッセージが届いたそうで、そこにはマルコ氏とこの曲をめぐる顛末が記されていました。――この未知の楽曲について詳しく知りたいと思ったミンネマンは、まずWild Woodyを担当したゲームプログラマであるDoug Lanfordに、ゲームのどの部分で使われた曲なのかをメールで尋ねたのですが、彼からの回答は「さすがに十数年前のゲームだからよく覚えてない」というもので、解決に至るものではありませんでした。その後ミンネマンは、作曲者であるロン・サール本人にメールを送ったところ「いかにも、これは俺が作った曲で、ゲームの"Mythology Level 3"で使われた曲なのさ!」という回答をもらい、やっとスッキリしたんだそうな。