2007年11月9日金曜日

DRUID『Toward The Sun』(1975) 『Fluid』(1976)

Toward The Sun / Fluid DruidToward The Sun / Fluid Druid
(2002/03/08)
Druid

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 イギリスのシンフォニック・ロック・バンド、ドルイドの1stアルバムと2ndアルバム。紙ジャケットで日本盤も出ております。それなりに歌心のあるヴォーカルの声質、厚みを持たせたコーラス・ワークが特徴的なためかYESがよく引き合いに出されるのですが、儚げに舞うメロトロンやキーボードのメロディラインや、キュっとハードに締まったプレイを聴かせるギターを聴くと、中期GENESISやCAMELっぽいなあと感じるところも(1stアルバムに収録されている「Remembering」「Theme」あたりの楽曲はモロにGENESIS『FOXTROT』の小品曲に通じる趣)。いずれにしても、それらのバンドのシンフォニックな要素をちょいちょいと抽出して巧みにまとめ上げた、という印象。牧歌的でフォーキーな部分が多く、楽曲展開に締りがないせいか今ひとつ垢抜けないのがタマにキズですが、アンサンブルの音作りや空間演出はなかなか凝っていて、ゆったりと聴いているとマイナス点も何だか許せてしまう。なだらかでハートウォーミングなバンドアンサンブルがアルバムジャケットに描かれた情景をドンピシャリにイメージさせてくれる1stアルバムが評価が高く、2ndは空間的な演出が薄味になったためかさほど良い評価ではないようですが、個人的にはこちらも好み。こぢんまりした曲作りから生み出されるちょっとした味わいが、ふと琴線に触れます。レゲエ調のスカしたコミカルな楽曲や、シンセがバキバキに尖がってる楽曲もあったりして、幅の広さでは1st以上で面白いです。古き良きブリティッシュ・プログレ作品。ちなみに、バンドのキーボーディストであったアンドリュー・マクローリー・シャンド氏は、後にイギリスBBCの人気番組「テレタビーズ」のオープニングテーマの作曲者としてその名を知られる存在となります。



DRUID:Wikipedia

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