2017年1月30日月曜日

リリース情報・備忘録 2017年1月






























































2017年1月25日水曜日

三重野瞳『Ki・Ra・Ri Pi・Ka・Ri』(1995)

KI・RA・RI PI・KA・RI
KI・RA・RI PI・KA・RI
posted with amazlet at 17.01.25
三重野瞳
ビクターエンタテインメント (1995-05-03)
売り上げランキング: 345,157



 歌手、タレント、ラジオパーソナリティ、イラストレーターなど多岐に渡る活動を展開し、現在はおもに「赤尾でこ」の名義でシリーズ構成作家・脚本家・作詞家として活躍されている三重野瞳さん。アニソン歌手からアニメ構成・脚本家へシフトされるというかなりユニークなキャリアの持ち主であります。さかのぼること1991年、13歳のころにビクター主催の「魔神英雄伝ワタル」のカラオケコンテストの決勝に出場したことがきっかけで、ビクターのプロデューサーであった神林名里氏の目にとまり、紆余曲折を経て3年後の1994年に「覇王大系リューナイト」の主題歌「瞳にDiamond」「Run 今日が変わるMagic」でデビューを果たします。1995年にリリースされた本作は、前述の二枚のシングルに、3rdシングル曲「未知への扉」(ラジオドラマ『聖刻覇伝 ラシュオーンの嵐』主題歌)、リューナイトOVA「アデュー・レジェンド」の主題歌「風の翼」のアルバムミックスを収録したデビューアルバム。プロデューサーとディレクターのディレクションがガッチリと決まっており、作曲陣は保刈久明氏、松原みきさん、立花瞳さん、工藤崇氏、山本健司氏、前田克樹氏。全編曲を手がける根岸貴幸氏の手腕もバッチリと決まっており、山木秀夫(ds)、島村英二(ds)、江口信夫(ds)、土方隆行(g)、松原正樹(g)、松下誠(g)、小島久政(g)、青木智仁(b)、富倉安生(b)、美久月千晴(b)、島健(p)、中西康晴(p)、エルトン永田(p)etc……といった手練のスタジオミュージシャンをフル活用してのハードポップなアレンジを満載。タイアップ曲はもちろんのこと、"金ピカの孤独"のバッキングやソロでのエッジの効きまくった暴れっぷりは痛快の一言ですし、松原氏のギターワークと坪倉唯子/和田夏代子/山根麻衣さんのトリプルコーラスが高らかにリードする"風の翼"の頼もしさは抜群。"終わらない季節" "特別なSummer days"のようなメロウなバラードやAORまで用意されており、今聴いてもかなり贅沢なつくり。手厚いサポート体制に恐れ入る内容でもあります。




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『Ki・Ra・Ri Pi・Ka・Ri』
[VICL-652|ビクターエンターテインメント|1995.05.03]


01. That's the Way I Want
(作詞:佐藤ありす/作曲:保刈久明/編曲:根岸貴幸)
根岸貴幸(computer programming, synthesizer)
島村英二(drums)
富倉安生(electric bass)
松原正樹(electric guitar)
島健(acoustic piano)


02. Run~今日が変わるMagic
(作詞:佐藤ありす/作曲:松原みき/編曲:根岸貴幸)
根岸貴幸(computer programming, synthesizer)
山木秀夫(drums)
美久月千晴(electric bass)
松原正樹(electric guitar)
エルトン永田(acoustic piano)
SUZI KIM、山根麻衣、坪倉唯子(chorus)


03. 太陽がいっぱい
(作詞:岡部れい子/作曲:立花瞳/編曲:根岸貴幸)
根岸貴幸(computer programming, synthesizer)
江口信夫(drums)
美久月千晴(electric bass)
松下誠(electric guitar)
中西康晴(acoustic piano)


04. 終わらない季節(なつ)
(作詞:佐藤ありす/作曲:工藤崇/編曲:根岸貴幸)
根岸貴幸(computer programming, synthesizer)
島村英二(drums)
富倉安生(electric bass)
小倉久政(electric guitar)
エルトン永田(acoustic piano)
比山貴咏史、木戸幸弘、広谷順子(chorus)


05. 瞳にDiamond
(作詞:佐藤ありす/作曲:保刈久明/編曲:根岸貴幸)
根岸貴幸(computer programming, synthesizer)
島村英二(drums)
青木智仁(electric bass)
土方隆行(electric guitar)
島健(acoustic piano)


06. 私でいたい
(作詞:芹沢類/作曲:山本健司/編曲:根岸貴幸)
根岸貴幸(computer programming, synthesizer)
島村英二(drums)
富倉安生(electric bass)
小倉久政(electric guitar)
エルトン永田(acoustic piano)
SUZY KIM、JACKIE(chorus)

07. 未知への扉
(作詞:芹沢類/作曲:工藤崇/編曲:根岸貴幸)
根岸貴幸(computer programming, synthesizer)
島村英二(drums)
美久月千晴(electric bass)
松原正樹(electric guitar)
島健(acoustic piano)


08. 硝子の月
(作詞:芹沢類/作曲:前田克樹/編曲:根岸貴幸)
根岸貴幸(computer programming, synthesizer)
松下誠(electric guitar)
土岐英史(soprano sax)


09. 特別なSummer days
(作詞:佐藤ありす/作曲:保刈久明/編曲:根岸貴幸)
根岸貴幸(computer programming, synthesizer)
江口信夫(drums)
美久月千晴(electric bass)
松下誠(electric guitar)
中西康晴(electric piano)


10. 金ピカの孤独
(作詞:佐藤ありす/作曲:保刈久明/編曲:根岸貴幸)
根岸貴幸(computer programming, synthesizer)
山木秀夫(drums)
美久月千晴(electric bass)
松原正樹(electric guitar)
エルトン永田(acoustic piano)


11. 風の翼(Album Mix Version)
(作詞:佐藤ありす/作曲:保刈久明/編曲:根岸貴幸)
根岸貴幸(computer programming, synthesizer)
島村英二(drums)
富倉安生(electric bass)
松原正樹(electric guitar)
島健(acoustic piano)
三重野瞳(backing vocal)
坪倉唯子、和田夏代子、山根麻衣(chorus)


Producer:金子秀昭
Director:神林名里

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http://hitodama.info/


2930~にくみそ~
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三重野瞳
GENEON ENTERTAINMENT,INC(PLC)(M) (2007-12-19)
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瞳でEle-phant!
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三重野瞳
flying DOG (2014-08-27)
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 2001年以降はメイン活動のシフトもあり、リリースが減りますが、2007年には8thアルバム『2930~にくみそ~』を、2014年には豪華ゲスト陣を迎えてのデビュー20周年記念シングル「瞳でEle-phant!」をリリース。現在に至ります。

2017年1月20日金曜日

ヴォカリーズとシンフォニーの織りなす魔力 ― 未知瑠『終末のイゼッタ オリジナルサウンドトラック』(2016)




 2016年10月から12月にかけて放送されたアニメ「終末のイゼッタ」は、帝国の侵略がせまる"エイルシュタット公国"の興亡をめぐる公女フィーネの戦い、ホウキではなく対戦車ライフルにまたがり戦場を駆ける魔女イゼッタの活躍を描く、現実世界に近い世界観をベースとした架空ファンタジー戦記。劇伴は、本作が初のアニメシリーズ作品となる未知瑠(みちる)さん。スタジオジブリの短編アニメ「たからさがし」や連続ドラマ「たべるダケ」など、数々のテレビ・CM・イベント・映画音楽や、他アーティストへの楽曲提供や編曲を手がけるマルチコンポーザーです。ソロアーティストとしても活動を展開しており、2009年にリリースされた『World's End Village』では、寺尾紗穂、岡北有由、Julia Marcellら複数の女性ヴォーカリストをフィーチャーし、作詞・演奏陣に清水一登、窪田晴男、ヤヒロトモヒロ、GRICO、さねよしいさ子らを交えた壮大なスケールのジャンル越境型サウンドを展開。鮮烈なソロデビューを果たしました。2015年には2ndアルバム『空話集~アレゴリア・インフィニータ』をリリース。参加ヴォーカリストや演奏陣をさらに増強し、ダイナミックなアンサンブルと芳醇な多国籍ポップ・サウンド、そして種々の活動のフィードバックも感じさせる充実ぶりを示しました。久石譲氏や大島ミチルさん、葛生千夏さんや梶浦由記さんなどに相通じるエッセンスを持ち、一方でそのいずれにも当てはまらないヴィジョン。近時はゲーム音楽方面にも進出し、スマートフォンアプリ「ZOIDS FIELD OF REBELLION」、ブラウザゲーム「輪華ネーション」の音楽を担当されています。



World’s End Village- 世界の果ての村 - (通常盤)
未知瑠
Michiru Works (2009-12-05)
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空話集 ~アレゴリア・インフィニータ
未知瑠
MICHIRU WORKS (2015-05-27)
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TVアニメ「終末のイゼッタ」オリジナルサウンドトラック
音楽:未知瑠
フライングドッグ (2016-12-21)
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 本作「終末のイゼッタ」の劇伴の制作にあたっては、世界観に沿ったオーケストレーションやバンドアンサンブルのみならず、「ある意味ミスマッチを狙った楽曲」も求められていたとのことで、その結果、ソロアルバムと同様に女性ヴォーカリストを起用しての楽曲作りも進められ、過去作にも参加されていたAyu Okakita [岡北有由]さん と ほりおみわさん、音楽制作ユニット MUSIRISCAのYuria Miyazonoさんの三人のそれぞれのヴォカリーズが"出撃せよ!" "In the Air" "出逢い"などで「魔女」「魔力」のイメージとしてふんだんに楽曲を彩ります。そしてバックを固めるのは、東京交響楽団やNHK交響楽団の奏者や、ストリングス隊(室屋光一郎ストリングス)。優雅な室内楽から風雲急を告げる重厚なシンフォニーまで、情感豊かに紡ぎ出されています。"Set Me Free!" "最後の戦い" は、ヴォカリーズとの交錯も醍醐味のシンフォニック・ロック・チューンとしても白眉です。西川進氏が一本の線を貫くようなピリっとした軋みを伴ったギタープレイで参加されているところもポイントであり、"ライフルの翼" "作戦開始"で存在感を示しているほか、"大脱出"では藤原歌花さんのヴィオラとさながら切り結ぶかのような鋭い応酬が繰り広げられています。また、古楽アンサンブル「ロバの音楽座」の上野哲生氏によるリュートやサズー、サントゥールなどの民俗楽器の響きが随所で「ただ綺麗なだけではない、くすみ感や時代感」を織り込んでいます。"ゾフィーの魔力" "魔石の力"などは、オリエンタル・アンビエントとでもいうような、神秘的な趣に富むスコアです。ところで、作中の軍事ディレクションには老舗ミリタリー雑誌の《月刊PANZER》編集部が全面的に関わっておりますが、東京混声合唱団を起用した、ドイツ国歌風の"エイルシュタット国歌"では、通訳・翻訳家のマライ・メントラインさんをドイツ語訳詞と作詞協力に迎えており、設定の作り込みはここでもやはり抜かりがありません。




http://izetta.jp/


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『終末のイゼッタ オリジナルサウンドトラック』
[VTCL-60440|フライングドッグ|2016.12.21]

01. いつか見た夢
02. 終末のイゼッタ
03. 出撃せよ!
04. 白き魔女の伝説
05. 追跡
06. 大脱出
07. フィーネ 愛のテーマ
08. In The Air
09. ME・ZA・ME
10. ライフルの翼
11. 姫様への想い
12. 夜明け前
13. 敗色濃厚
14. 出逢い
15. 決死の覚悟
16. 反撃の火蓋
17. 非情なる皇帝
18. イゼッタの秘密
19. あの日の記憶
20. 作戦開始
21. Set Me Free!
22. ゾフィーの魔力
23. 異端者

24. エイルシュタット国歌
(作詞:吉野弘幸/独語詞訳:Marei Mentlein)

25. バトルモード突入
26. ゲールの猛攻
27. 一進一退
28. 魔石の力
29. 最後の戦い
30. フィーネ 愛のテーマ ~piano solo~

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全作編曲:未知瑠

[Musicians]

未知瑠(acoustic piano, keyboards & programming)

ほりおみわ(vocal / tr 02~04, 20, 22, 29)
Ayu Okakita[岡北有由](vocal / tr 08~10, 21, 25, 28)
Yuria Miyazono(vocal / tr 14)
東京混声合唱団(vocal / tr 24)

紺野紗衣(acoustic piano / tr 13, 30)
上野哲生(lute, santur, salteri, saz, psaltery)
西川進(electric guitar)
萱谷亮一(percussion)
室屋光一郎ストリングス(strings)
藤原歌花(viola)
高桑英世(flute)
最上峰行(oboe)
十亀正司(clarinet)
西村浩二、菅坡雅彦(trumpet)
佐藤友紀、山本英司(trumpet / tr 16, 27)
中川英二郎、野々下興一(trombone)
鳥塚心輔、中西和泉(trombone / tr 16, 27)
今井仁志、石山直城(horn)

福田正夫(producer/フライングドッグ)
三好大雅(assistant producer/フライングドッグ)
佐々木史朗(executive producer/フライングドッグ)

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2017年1月17日火曜日

キム・ニューマン〈ドラキュラ紀元〉新作短篇、コミカライズ、第五作目が今年続々刊行予定

ドラキュラ紀元 (創元推理文庫)
キム ニューマン
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ドラキュラ戦記 (創元推理文庫)
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ドラキュラ崩御 (創元推理文庫)
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 ヴァン・ヘルシング教授が処刑され、ロンドンはいまや吸血鬼の手に落ちてしまった――。そんな状況下で実在の人物や有名無名なフィクションのあんな人やこんな人がこれでもかと入り乱れ、さらにアレやコレやのパロディがブチこまれる――。ブラム・ストーカーの『吸血鬼ドラキュラ』の“続編”にして、超特盛りの歴史改変クロスオーヴァー・ファンタジー&スーパー吸血鬼大戦エンターテインメント。それが、キム・ニューマンの〈ドラキュラ紀元(Anno Dracula)〉シリーズ。90年代に『ドラキュラ紀元』(1992年)、『ドラキュラ戦記』(1995年)、『ドラキュラ崩御』(1998年)の三作が刊行。その圧倒的情報量と何でもアリの趣向は日本でも熱狂的なファンを生み出し、1995年、1998年、2002年に東京創元社よりそれぞれ刊行されたシリーズ第一作~三作の邦訳(鍛元靖子 訳)はいずれも絶版となって久しいながら、今なお復刊が強く望まれています。かくいう自分も、今年こそは、今年こそは……という望みを託しながら、つい先日募集が開始されたばかりの創元推理文庫の復刊アンケート2017に一票を投じた次第でございます。


「THE WOLD NEWTON UNIVERSE:The Anno Dracula Character Guide」



Johnny Alucard (Anno Dracula, 1976-1991)
Titan Books (2013-09-06)


ナイトランド・クォータリーvol.05 闇の探索者たち
ニール・ゲイマン キム・ニューマン ジョン・ディクスン・カー 朝松 健
書苑新社
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ナイトランド・クォータリーvol.01 吸血鬼変奏曲

書苑新社
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 2013年にはシリーズ第四作となる中短編集『Johnny Alucard』が本国で刊行され、話題となりました。日本ではアトリエサード発行の《ナイトランド・クォータリー》にて同作の一部が訳出(植草昌実 訳)されており、2015年5月刊行の第一号でプロローグ部分にあたる「血の約束―ドラキュラ紀元1944」(Promises to Keep: Anno Dracula 1944)が、2016年5月刊行の第五号「砂漠の城―ドラキュラ紀元1977」Castle in the Desert: Anno Dracula 1977)が掲載されています。





Anno Dracula 1899 and Other Stories
Titan Books (2017-02-01)


 今年、2017年は『吸血鬼ドラキュラ』初版刊行120周年ですが、同時に〈ドラキュラ紀元〉イヤー、キム・ニューマン・イヤーなのではないかというほどに彼の刊行でトピックがいくつもあり、見逃せません。まず、来たる1月24日に『Anno Dracula 1899 and Other Stories』が刊行されます。〈ドラキュラ紀元〉新作短編 “Yokai Town(妖怪タウン): Anno Dracula 1899”や、エドガー・アラン・ポーやジャック・ザ・リッパー、フランケンシュタインなどを題材とした短編など、21編を収録したホラー短編集。下記、dreadcentralの紹介記事にて収録作のタイトルが掲載されています。

「Titan Releasing Kim Newman's Anno Dracula 1899 and Other Stories January 24th」
(from dreadcentral|2017.01.09)





Anno Dracula #1
Anno Dracula #1
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Titan (2017-03-22)


 そして、ポール・マキャフリー作画によるコミカライズ『Anno Dracula 1895: Seven Days in Mayhem』が3月22日に配信リリースされます。完全新作エピソード。さる1月14日付でアップされたキム・ニューマンの最新インタビュー記事で、同コミカライズについて語っています。コミック本編の一部も掲載。

「“I Was Insistent From The First That I Would Write It” ? Kim Newman On His Anno Dracula Comics」
(from bleedingcool | 2017.01.14)

「Exclusive: Titan Announces New Comic Series Based on Kim Newman's Anno Dracula」
(from dreadcentral|2016.10.28)





Anno Dracula - 1999: Daikaiju
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Kim Newman
Titan Books (2017-10-03)
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 さらに極めつけは、シリーズ第五作『Anno Dracula 1999: Daikaiju(大怪獣)』が10月3日に刊行予定。1999年の大晦日の東京を発端として、サイバーパンク、カイジュウ、ヤクザなどをブッこんだ一作になるそうなので、既に期待感がうなぎのぼりです。


 In 1899 Geneviéve Dieudonné is working as a doctor on a ship of vampire refugees from Dracula's Britain, as Christina Light, a vampire who can literally turn into light, persuades the Emperor to cede a section of Tokyo to her as the Vampire Bund, a Shanghai-like international settlement of the undead and her own power base.
  New Year's Eve 1999 in the Vampire Bund in Tokyo, and Christina is on the cusp of completing her hundred-year plan to become an ascendant power in the world. Only vampire samurai Nezumi stands in her way...
  In this the fifth gripping novel in the acclaimed alternative history vampire series, Newman takes his story to turn-of-the-century Japan and a world of cyberpunk, kaiju and yakuza.




Video Dungeon
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Kim Newman
Titan Books (2017-09-26)
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 また、シリーズ第五作に少し先がける形で、9月26日には、ニューマンが過去25年のあいだに《Empire Magazine》で書いてきたベスト&ワースト映画批評をまとめた『Video Dungeon』が刊行される予定です。

 Ripped from the pages of Empire magazine, the first collection of film critic, film historian and novelist Kim Newman’s reviews of the best and worst B movies.  Some of the cheapest, trashiest, goriest and, occasionally, unexpectedly good films from the past 25 years are here, torn apart and stitched back together again in Kim’s unique style.  Everything you want to know about DTV hell is here. Enter if you dare.