2016年5月12日木曜日

ネオ・サンフランシスコを駆けるサイバーパンクADVのサントラ― 2mello『Read Only Memories OST』 (2015)



「Read Only Memories」は、サンフランシスコのインディーデベロッパー MidBossの開発によるサイバーパンク・アドベンチャー・ゲーム。プレイヤーはチューリングと名づけられたROM(Relationship and Organizational Manager)との出会いを発端に、一人のエンジニアの失踪事件の謎にせまります。2013年にkickstarterで目標金額を達成し、制作を開始。2015年10月にPC版がリリースされました。日本語化のうえでPS4/PS Vita版のリリースを今年中にそれぞれ予定しているほか、iOS/Android版「Type M」の制作も進行中です(目下、6月23日に重大発表があるとのことです)。コナミのテキストアドベンチャー「スナッチャー」(1988)や、Sierra On-Lineのポイント・アンド・クリック・アドベンチャー「Gabriel Knight」(1993)を多分に意識しているようで、たとえば本作の舞台である「2064年のネオ・サンフランシスコ」は、2042年のネオ・コウベ・シティを舞台にした「スナッチャー」のオマージュなのでしょう。







 同作のサウンドトラックはゲームと同日に配信リリースされています。FMシンセが奏でるノスタルジックなメロディ、ファンキーなタッチの楽曲が彩る全41曲。楽曲を手がける2melloは、インディーズレーベル「Scrub Club Records」所属のヒップホッププロデューサー/トラックメイカーのMatthew Hopkinsによるソロユニット。本作がゲーム音楽デビュー作でもあります。オリジナル作品ではジャジー・ヒップホップな作風を得意としているほか、「ゲームセンターCX」のトリビュートEPや、JAY-Zと「クロノトリガー」のマッシュアップアルバム『Chrono Jigga』、NASと「悪魔城ドラキュラ」シリーズのマッシュアップアルバム『Nastlevania』、ノトーリアス・B.I.Gと「MOTHER2」のマッシュアップアルバム『EarthBIG』など、ギークなネタを盛り込んだトラックも精力的にリリースしています。一発ネタみたいなアイデアを見事な手腕で昇華しており、これまた聴きものです。





サイバーパンクなドット絵インディーADV『Read Only Memories』の日本語版配信が決定
(from ファミ通com|2015.12.06)

http://readonlymemori.es/
https://midboss.com/

http://2mello.net/
https://www.facebook.com/2mellomakes


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