2016年2月3日水曜日

牧歌的でユーモラスな魅力にも富む、ジャンルミックスなロシアのインストトリオ ― Мыс Луны『Мы с Луны』(2016)



 ミュージシャン、コンポーザー自由参加型の活動形態をとり、エレクトロ/アンビエントを中心とした多作なリリースを展開しているロシアの音楽集団「Tunguska Electronic Music Society(Tunguska EMS)」。同グループに参画するサウンドデザイナーであるニコライ・ペトロフスキーとオルガ・スコットランドの二人を中心として、2011年に結成されたインストゥルメンタルバンド Мыс Луны(Lunar Cape)のデビューアルバム。アルバムタイトルの英訳は“Just Lunatics”。フルートやリコーダーを主軸に、ワールドミュージック、ジャズ/フュージョン、ニューエイジなどのジャンルをミックスした楽曲集です。Tunguska EMSではシリアスなインストが多めですが、こちらは牧歌的でユーモラスな印象。アコースティック、室内楽スタイルなのかと思えば、ヘヴィな表情を垣間見せる"Southern Harbor"や、白熱のツバ吐きフルートプレイを交えた"The Realm of Sleep"、「擬似ライヴ」的趣向で加速度的なソロの応酬を繰り広げる"Blizzard"のように、ロックなスタイルにもフレキシブルに対応してくるのがまたユニークです。たとえばリコーダーアンサンブルの栗コーダーカルテットや、ニューエイジユニットの姫神、古楽の要素を交えたイギリスのプログレッシヴ・ロック・バンド GRYPHONが好きな人にも薦めたいサウンド。アルバムは$3よりダウンロード購入できます。


 
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