2015年1月14日水曜日

紅一点ヴォーカルを擁するメキシコのキュートで猥雑なアヴァンギャルド・ポップ・バンド ― Feroz『Feroz』(2014)



キュートで猥雑なジャケットに惹かれて聴いてみたのだけど、これは面白い。メキシコの四人組アヴァンギャルド・ポップ・バンド Ferozの、おそらくデビューアルバム。伸びやかだけれどどこか一本調子で垢抜けない印象を感じさせる(でもそれが味になっている)女性ヴォーカルと、ジャズをベースにプログレ、チェンバー、ボサノバ、カリプソ、タンゴのゴッタ煮なバンドサウンドが組み合わさり、オルガン/キーボードの多用により一種妖しげなムードを醸しだしてもおります。Estradasphere、Orange Tulip Conspiracy、Secret Chiefs 3といった北米の一連のインディー・プログレ一派や、シドニーのエクスペリメンタルなタンゴ・バンド Tango Saloon、エンニオ・モリコーネやヘンリー・マンシーニといった映画音楽の大家、フランク・ザッパ、ジョン・ゾーン、Mr.Bungle、トレヴァー・ダンといった一筋縄ではいかぬ音楽性を持った面々からの影響を公言しており、それがサウンドの雑食性の裏づけとなっています。せわしなくまくし立てる、ちょっとMr,Bungleテイストのストレンジなポップ・チューン"Diablo"や、弦楽器も交えたアコースティカルなチェンバー・タンゴ"Tango"、いなたさのあるジャズ・ロック"Telarañas"あたりをまずは聴いてみてはいかがでしょうか。ダウンロードは100メキシコドルより。日本円だとだいたい800円くらいでしょうか。


アルバムには収録されていない楽曲。

https://www.facebook.com/Feroz.Mx

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