2014年2月7日金曜日

サブリナ『SABRINA』(1986)

サブリナ(紙ジャケット仕様)サブリナ(紙ジャケット仕様)
(2013/11/06)
サブリナ

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ガールズ・ハード・ロック・バンド FLYING VISIONのヴォーカリストだったSHIMAこと田中志摩子さんをフロントに立て、ヘヴィ・メタル・アーミー(イースタン・オービット)のキーボーディストである中島優貴氏らを迎えて80年代半ばに結成されたバンド サブリナが86年に発表した唯一のアルバム。昨年のキングレコードのジャパニーズ・プログレッシヴ・ロック紙ジャケット再発シリーズのラインナップに本作が入り、実に27年ぶりとなるCD再発となりました。サブリナは前述した田中志摩子(vo)、中島優貴(kbd)のお二人に、高橋彰(g)、朝田啓介(b)、石井健司(ds)の三人を加えた5人組。ちなみに高橋氏は元 十二単のギタリストであり、ANTHEMのオリジナル・メンバーでもあった小柳彰史氏その人。泣きのギターソロが炸裂する"Slave In Star"は、彼と中島氏の共作曲です。また、アン・ルイス嬢が"Virgin Street" "Danger Night"の2曲に作詞を提供しております。サウンドは、レベッカやプリンセス・プリンセスなどのガールズバンドも意識しつつの、キャッチーな面を重視した歌謡ハード・ポップ路線であり、中島氏によるロマンティックで暖かみを感じさせるキーボード・アレンジがバッキングを分厚く支えているのも特徴です。煌びやかなアレンジが前面に押し出された"Far-Eyes"や、FLYING VISION時代もかくやといった感のあるエッジの効いた疾走チューン"Danger Night"、ピアノ/シンセによるウェットな演奏をバックに歌い上げられるパワーバラード"Image"といった佳曲もあるのですが、アルバムとしては無難にまとまり過ぎたという印象が否めないのが惜しまれます。結局、様々な事情によりバンドはこの1枚で解散してしまいます。



サブリナ解散後の田中志摩子さんの活動については詳しくはわからないのですが、しばらくはセッション・ミュージシャンとして活動されていたのではないかと思われます。89年にキングレコードからリリースされた、高河ゆんさんの漫画作品「マインドサイズ」のイメージアルバムにコーラスとして参加されているのは確認いたしました。中島氏は90年代以降、コミックスのイメージアルバムやヒーリング・ミュージックなどの制作活動にシフトされていくのですが、氏がYUHKI名義で2000年ごろにBGMを担当した「ヴォイス・ラヴ・レター」という、声優とヒーリングミュージックをコラボレーションさせたドラマCDシリーズの共通テーマ曲に、なんとサブリナの"Image"が"愛のイマージュ"と改題されて使われております。ちなみにこの「ヴォイス・ラヴ・レター」シリーズは第6弾まで存在し、菅原祥子、桑谷夏子、倉田雅世、田村ゆかり、橘ひかり、今井麻美の6名の女性声優が参加されておりました(今井さんにとっては、デビューして間もない頃のお仕事ということになります)。

中島優貴 - Wikipedia

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