2013年12月8日日曜日

ポケモンサウンドの源流 ― 増田順一『パルスマン』(メガドライブ/1994)

ゲームフリーク開発による、1994年発表のメガドライブ用アクションゲーム「パルスマン」2007年にはWiiのバーチャル・コンソールの配信タイトルにも加わった同作品の楽曲が、YouTubeに全曲上がっていました。コンポーザーはポケットモンスター・シリーズのサウンドの生みの親である増田順一氏。初代ポケモンが世に出る2年前の作品であり、数々なアッパーかつパンキッシュなニューウェイヴ・テクノなサウンドは、まさに「ポケモン前夜」といった感。今聴いても非常に興味深いものがあります。

■Pulseman OST GEN/MD 再生リスト
http://www.youtube.com/playlist?list=PLD41E5F8EF88DD672








PULSE MAN エレクトレース パルスマン〜ステレオタイプPULSE MAN エレクトレース パルスマン〜ステレオタイプ
(1994/08/01)
ゲーム・ミュージック

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パルスマンのコンセプトにはテクノからの影響が大きくあり、当時のテクノ界隈との関わりも深い作品だったようです。ライター/作詞家/オーガナイザーとしてあちこちで動いていた佐藤大氏(今はアニメ脚本家としても著名ですね)と、当時電気グルーヴに在籍していた砂原良徳氏によるテクノ・ユニット"STEREOTYPE"が、ゲームフリークのボスである田尻智氏を加えた編成で『エレクトレース パルスマン』というリミックス&イメージアルバムをゲームの発売と同時期にリリースしているほか、佐藤氏が関わっていたテクノ・レーベル「フロッグマンレコーズ」が、同ゲームのテーマにしたコンピレーション・アルバムをCDとLPの2形態でリリースしています。


レコーディングはゲームの制作途中で完了していたという、アルバム『エレクトレース パルスマン』。その冒頭に収録されている楽曲。ライナーノーツの四者対談(増田、田尻、佐藤、砂原)によると、このCDの企画コンセプトには、プリンスが1989年に発表したバットマンのサウンドトラック&イメージアルバムからの影響が大きく、ゲーム本編とはまた一味違うものをこのCDで見せたい、という思いが強くあったようです。


1995年にマイク・ヴァン・ダイクが発表したマキシシングル『Tokyo Trax(東京トラックス)』の楽曲。パルスマンのサウンドをサンプリングしております。

ゲームボーイ『ポケモン』のサウンドがまるごと入って,遊べるCDゲームボーイ『ポケモン』のサウンドがまるごと入って,遊べるCD
(1997/11/01)
ゲーム・ミュージック、三木眞一郎 他

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ちなみに、増田氏は1997年に"ポケモンテクノ"なるトラックを発表しております。メディアファクトリーから97年にCD2枚組でリリースされた『ゲームボーイ『ポケモン』のサウンドがまるごと入って、遊べるCD』のDISC 2の最後に、SE集とくっついた形で収録されております。



●パルスマン | Wii(R) バーチャルコンソール メガドライブ 公式サイト
●パルスマン - Wikipedia
●増田順一 - Wikipedia
●フロッグマンレコーズ - Wikipedia

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