2013年11月23日土曜日

豪快極まるトンデモ臓器移植ゲームの秀逸なBGM ― Black Heron『Surgeon Simulator 2013 OST』(2013)

今年 STEAMでリリースされた海外の臓器移植シミュレーションゲーム「Surgeon Simulator 2013」。爆走中の救急車内や、無重力下の宇宙ステーションといったあまりにも特殊な状況下で、骨やら臓器をヒッチャカメッチャカにしつつ脳移植や心臓移植術式を施すという、豪快極まる内容のバカゲーであり、リリース直後からあちこちで話題になった作品です。

(※当然ながらグロテスクな表現ありなので、リンク先の閲覧はご注意を)

■Surgeon Simulator 2013
http://www.surgeonsimulator2013.com/

■Steam Store - Surgeon Simulator 2013
http://store.steampowered.com/app/233720/

■人生に疲れた男のblog - Surgeon Simulator 2013
http://d.hatena.ne.jp/BCC/20130421/p1

http://blackheron.bandcamp.com/album/surgeon-simulator-2013-ost
そんな「Surgeon Simulator 2013」のサウンドトラックがbandcampでダウンロード販売(全12曲、購入は£2.50より)されているということを、つい最近になって知りました。トンデモなゲーム内容に反して、BGMは往年のVANGELISやTANGERINE DREAMのようなエレクトロニック/シンセサイザー・ミュージックあり、物悲しい旋律を奏でる情緒的なピアノ・インストゥルメンタルありで、かなり「聴かせる」内容になっております。





また、12曲目の"Unidentified Flying Organ"は隠しミッションで流れるBGMなのですが、「X-ファイル」メインテーマのオマージュな仕上がりなのは、該当ミッションをプレイしている方ならばニヤリとさせられるものがあるのではないでしょうか。BGMを担当したBlack Heronはサウンドプロダクションチームの名前で、Leo ChilcottMurugan Thiruchelvamのお二人が中心メンバーのようです。

http://blackheronaudio.com/

Murugan Thiruchelvam氏は自身のサイトでポートフォリオを公開しております。エレクトロ/アンビエント志向はこの人に因るところが大きいのかなと。
http://muruganthiruchelvam.com/portfolio.php