2013年10月15日火曜日

CIRCLE OF ILLUSION『Jeremias - Foreshadow Of Forgotten Realms』(2013)

JeremaisJeremais
(2013/08/19)
Circle of Illusion

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ドイツの新興プログレ・レーベル「GENERATION PROG」が送り出した、オーストラリア出身のプログレッシヴ・メタル・バンド CIRCLE OF ILLUSIONのデビューアルバム。バンドメンバーは総勢8名。ヴァイオリニストを擁していて、3人のヴォーカリスト(男性1人、女性2人)がいるという、なかなかに気合の入った編成です(何故かギタリストだけ白塗りメイクをしているのが気になるのですが、あえて深く突っ込まないことにします)。バンドのフロントマンはキーボーディストのGerald Peterで、彼が全面的に作編曲を担当しております。アルバムは、男性ヴォーカリストのTaris Brownが書き下ろしたファンタジックなストーリーに基づくトータル約80分のコンセプト作品になっており、各ヴォーカリストがキャラクターを演じつつ劇的に展開されてゆきます。サウンドはDREAM THEATER影響下のプログレッシヴ・メタルをベースに、オーケストレーションを盛り込んでドラマティックに組み立てられており、アルイエン・ルカッセン率いるオランダのプログレッシヴ・メタル・オペラ・プロジェクトAYREONにも通じる大仰さがあります。また、アルバムの序盤から中盤にかけて目立つのがR&B/ジャズ/ファンク的なアレンジ。"The Beginning" "The Run" "The Memory Returns"の3曲は脂が載っており、次から次へとめまぐるしく変わるアレンジと熱の入ったヴォーカルの掛け合い、そしてシンフォニックな盛り上がりと、アレンジ・構成の妙で一際楽しませてくれます。アルバム後半に入ると尺をいたずらに引き伸ばしているように感じるところもあり、前半と比べると明らかに精細を欠いているのが惜しまれるところですが、バンドのユニークな音楽性は十分に印象付けられました。ここからどのように発展していくか、今後の楽しみとしたいところです。意表を突いたサウンド、過剰なサウンドが好きな手合いは、今のうちにツバをつけておきましょう。



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CIRCLE OF ILLUSION - ProgArchives

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