2013年9月10日火曜日

笹井隆司/川上泰広『ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト サウンドコレクション』(1993)

アメリカからの逆輸入の形で日本版が発売されたのが1993年9月10日。今年の9月でちょうど20周年を迎えました。

ミスティック・クエスト サウンドコレクションズミスティック・クエスト サウンドコレクションズ
(1993/09/10)
ゲームミュージック

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「海外版ファイナルファンタジー」として発売された「ミスティッククエスト」のサウンドトラック。海外向けということでシナリオやシステムが従来のFFとは大きくかけ離れたものになり、逆輸入でリリースされた日本では不評を買ったそうですが、笹井隆司 / 川上泰広の両氏による楽曲は本家シリーズに勝るとも劣らない素晴らしい仕上がり。プログレッシヴ・ロック・バンド NOVELAの元ベーシストであった笹井氏が手がけた楽曲はアグレッシヴな曲調がメインで、プログレ/ハード・ロックのテイストを覗かせたもので、"バトル1""バトル3"などの戦闘曲や、"運命の丘"は、いずれもイントロの時点でグッとツカんでくるバツグンのキラーチューン。ギターサウンドの切り込ませ方やドラムサウンドの使い方の巧さは流石といったところです。そんな"動"の楽曲で押しに押しまくる笹井氏に対して、ゆるやかに流れていくメロディや雰囲気を重視した"静"の楽曲で支える川上氏も、また見逃せないところ。双方の楽曲があってこそのミスティッククエストなのであります。このサントラでしか聴けない "MYSTIC RE-QUEST" "RE-MIXTIC QUEST"と題された3曲のアレンジ・ヴァージョンも、双方の持ち味を存分に生かした聴き応えのある仕上がりになっております。



ちなみに、ミスティッククエストの監修を手がけたのは元クリスタルソフト~スクウェア大阪、現アルファドリームの藤岡千尋氏ですが、彼も笹井氏と同様プログレ・バンド出身(ミスターシリウスというバンドにドラマーとして在籍)でありました。

笹井隆司:Wikipedia
ファイナルファンタジーUSA ミスティッククエスト:Wikipedia
Final Fantasy USA: Mystic Quest Sound Collections - VGMdb
笹井隆司 - VGMdb
川上泰広 - VGMdb

「School of Rock: Interview with Squaresoft Composer Ryuji Sasai」
http://www.originalsoundversion.com/school-of-rock-interview-with-squaresoft-composer-ryuji-sasai/
2009年のインタビュー記事。

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