2013年5月28日火曜日

英国のコンポーザー/シンセサイザー奏者、マーク・シュリーヴ(Mark Shreeve)について



YouTubeを漁っていて偶然知ったアーティストなんですが、Mark Shreeve(マーク・シュリーヴ)という英国のシンセサイザー奏者/コンポーザーの楽曲がとてもツボをくすぐるのでいたく気に入ってしまいました。クラウス・シュルツェやTANGERINE DREAM、姫神あたりにも相通じる、リリカルなフレーズも盛り込まれたアトモスフェリックなシンセサイザー・ミュージックであります。色々と調べてみたところ、85年発表の2ndソロアルバム『Legion』には、当時TANGERINE DREAMのメンバーであったクリストファー・フランケが楽曲共作&ゲスト・キーボーディストとしてクレジットされており、なるほどと納得した次第であります。ちなみにこのアルバムのタイトルトラックは、同年に公開されたルイス・ティーグ監督による映画『ナイルの宝石』のサウンドトラックへも提供されております(ちなみに83年発表の1stソロアルバム『Assassin』は、ジョン・カーペンター監督の76年製作の映画『Assault on Precinct 13(ジョン・カーペンターの要塞警察)』へのリスペクトを込めた作品だとか)。



★『Legion』タイトルトラック兼『ナイルの宝石』サントラ提供曲


80年代初頭からカセットやLPで作品をリリースする一方で、映画のスコアやライブラリー・ミュージック(TV番組用のBGM)も多数手がけており、また、歌手としてデビューして間もない頃のサマンサ・フォックスへの楽曲提供者の一人として名を連ねてもいるというマーク氏ですが、ソロ・アーティストとしての活動は95年の『Nocturne』でひとまずの区切りとなったようです。心機一転を図るかのように翌96年にはREDSHIFTというシンセサイザー・ミュージック・グループを結成し、現在に至るまで活動を続けております。

94年3月にEMMA FESTIVALなるイベントで、兄弟のジュリアン・シュリーヴ、そしてジェイムズ・ゴダードとのトリプル・キーボードの編成で演奏した動画がYouTubeにいくつも上がっているのですが、こちらも観応え、聴き応えのあるなかなかの内容であります(ジュリアン、ジェイムズの両人は、前述のREDSHIFTにも参加)。ちなみに、この一連のライヴ動画のアップロード者は、レトロゲームハード/ミュージックの情報発信サイト兼音楽レーベルであるBinary Zone Interactive( http://www.binaryzone.org/ )の中の人であるKenz氏。こんなところでこの人の名前を見るとは思っておりませんでした。

★『Legion』収録曲の中でもピカ一のキラー・チューン


マーク氏の一連のソロアルバムは、(80年代の作品の再発盤も含めて)90年代に一度CD化したっきりだそうなので、Amazonではどれも結構お高めな中古価格となっております。…とはいえ、YouTubeで検索すると一連の音源に触れることができるので、興味のある方は一度チェックしてみてください。

Redshift - Official Site
Mark Shreeve - Progarchives
Mark Shreeve - Wikipedia
Mark Shreeve - discogs

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