2012年6月24日日曜日

「Fiction Vol.7」DJセットリスト&コメント

2012年6月23日(土)に、早稲田茶箱で行われた
クロスジャンル・クラブイベント「fiction」Vol.7での自分の選曲リスト。
ひとしきり選曲してから「なんとなく電脳っぽくね?」と感じたので、
テーマは「電脳」。というわけで、あまり深く考えないように。

1:Tim Follin / Pictionary<Title>
ティ ム・フォーリン氏はイギリスの伝説的ゲーム・ミュージック・コンポーザー。ZX SpectrumやCommodore64といったNES以前のハードや、NES、SNESのソフトにおいて驚異的なクオリティの楽曲を作り続けたことで 知られる職人的こだわりを持ったコンポーザー。15歳でデビューしたというのですから、恐るべき早熟ぶり。「Pictionary」は1990年のNES ソフト、ゲーム本編はボードゲームとパズルゲームを足したような内容らしいですが、なかなかにトリッキーなタイトル曲であります。ちなみに、ミニゲームで流れる楽曲QUEENの"Another One Bites The Dust"のパロディとなっていて、ニヤリとさせられます。


2:ぶっちぎりP feat.鏡音リン(from『初音ミク sings ハルメンズ』)/ 電車でGO(ハルメンズcover)
80 年代初頭に活動したニューウェイヴ・バンド、ハルメンズは、後にゲルニカを結成する上野耕路、パール兄弟を結成するサエキけんぞう、ヒカシューやヤプーズ に参加する泉水敏郎らが在籍した、日本のニューウェイヴ・シーンを語る上で外せないバンドのひとつ(バンドの楽曲のいくつかは後に戸川純に取り上げられま す)。そのハルメンズの楽曲を、うどんゲルゲ、キャプテンミライ、ぶっちぎりP、みろんP、耳ロボP、kihirohito、デッドボールP、といったボ カロPがカヴァーした企画アルバム『初音ミク sings ハルメンズ』より、『ハルメンズの近代体操』(1980年)収録の「電車でGO」のカヴァー。とてもキュートなアレンジ。

★ぶっちぎりP - ニコニコ大百科

3:GOATBED / マッドメンダンス
ヴィ ジュアル系ロック・バンドcali≠galiのヴォーカリストであり、近年はXA-VATでも活動する石井秀仁氏率いるニューウェイヴ/エレクトロ・ポッ プ・バンド、ゴートベッドの2006年発表のアルバム『シンセスピアンズ』より。サイバーパンクでニューロマンサーなイメージの漲る流線型の疾走感で突き 抜けたデジロック・チューンの数々は、非常に刺激的。
シンセスピアンズシンセスピアンズ
(2006/12/20)
GOATBED

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4:SOFT BALLET / WHITE SHAMAN
遠 藤遼一、藤井麻輝、森岡賢、いずれも強烈な個性を持った三者から成るエレクトロ・ボディ・ビート・ユニット:ソフトバレエの、活動停止前の1994年に発 表されたアルバム『Incubate』より。キャッチーかつアッパーな森岡氏の楽曲と、聴き手泣かせの実験性を放出しまくる藤井氏の楽曲、二者の個性が高 レベルで均衡した名作です。音楽番組でこの曲を演奏していた際、クネクネクネクネ踊る森岡氏に対して全く微動だにしない藤井氏という対照的なパフォーマン スが印象的でありました↓↓↓↓。


5:GOATBED / 恋したっていいじゃない
再びGOATBED。渡辺美里の1988年のヒット曲の超アッパーなカヴァー・アレンジ。D ! A ! T ! E !


6:Diablo Swing Orchestra / Black Box Messiah
怪 しくうねるチェロや喧しいブラス・サウンドが大々的にフィーチャーされ、ヘヴィなリフの疾走と共に非常に愉快にスウィングしまくるサウンドでぶっ飛ばす、 スウェーデンのアヴァンギャルド・メタル・バンド:ディアブロ・スウィング・オーケストラの、つい先ごろリリースされた3rdアルバム 『Pandora's Pinata』より、コーラスの印象的な1曲。とても勢いのあるバンドであり、個人的にいたく気に入っております。


7:航空電子 / メカパンダ
現 在は活動休止中である轟音テクノ・パンク・ロック・バンドの、2003年発表の1stアルバム『SONIC BOOM』より。この曲はバンドオリジナルではなく、ニューウェイヴ・バンド、DEADCOPYのカヴァー。ほとんどハード・ロックなギターが痛快に疾走 する、有り余るエネルギーを感じさせるアレンジの1曲です。当時はライヴ・サポートメンバーを加えると総勢11名という大所帯、また、SEGAのサウンド コンポーザー(『Rez』『ニュールーマニア ポロリ青春』、近年では『初音ミク -Project DIVA-』などに参加)であり、ケラ&ザ・シンセサイザーズや中村あゆみなどのライヴサポートミュージシャンを務めている杉山圭一氏も名を連ねておりま した。
http://www.kouku-densi.com/
(↓原曲版↓)


8:特撮 / オム・ライズ(2011ver.)
パ ンダの次はモグラ。大槻ケンヂ率いるトラウマ・ヘヴィ・ロック・バンド、特撮。2003年発表の4thアルバム『オムライザー』収録曲の、2011年リメ イク版(アルバム『5年後の世界』収録)。アジテーションっぽく繰り出される世界の偉人(?)の名前の羅列が妙にカッコイイ超ヘヴィ・チューン。
5年後の世界5年後の世界
(2011/06/29)
特撮

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9:PSY'S / 月夜のドルフィン
モ グラの次はイルカ。サウンド&プログラミング担当の松浦雅也氏と、ヴォーカル担当のチャカ嬢のコンビによるユニット、サイズが1994年に発表した9th アルバムにして最終作『Emotional Engine』より。粒ぞろいの楽曲が揃ったアルバムを象徴する1曲です。チャカ嬢の透き通ったヴォーカルが躍動的なビートと共に弾む極上のデジタル・ ポップス・ナンバー。活動初期の頃にユニットが呼ばれていた"テクノ・ユーミン"という形容を改めて彷彿させてくれる珠玉の名曲です。ユニット解散後、松 浦氏は『パラッパラッパー』『ウンジャマ・ラミー』『ビブリボン』といったゲームのプロデュースや楽曲制作に携わり、ヒットを飛ばしてゆきます。

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