2010年12月25日土曜日

Keith Emerson『The Christmas Album』(1988)

Christmas AlbumChristmas Album
(2012/12/18)
Keith Emerson

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 毎年クリスマスになると聴きたくなる愛着のある1枚、というものは誰にでもあると思いますが、自分にとってはコレがそう。キース・エマーソンがファンに送るクリスマス・プレゼントとして、'88年に自主レーベルよりひっそりとリリースした(当初はメジャー・レーベルよりリリースされる予定だったそうですが、タイミングを逸してしまったため自主ルートになったとのこと)クリスマス・アルバム。トラディショナル・キャロルやバッハのクリスマス・オラトリオのカヴァーを中心に、エマーソンのオリジナル曲も交えた構成で、EL&Pでのアグレッシヴなスタイルとはまた違ったエマーソンの魅力が味わえる、落ち着いた趣と手作り感たっぷりの小粒な内容です。煌びやかな音で満たされた「Variaton On"O Little Town Of Bethlehem"(おお、ベツレヘムよ)」「Snowman's Land」、子供達の可愛らしいコーラスが聴ける「Chaptain Starship Christmas」(実はイアン・ペイス(dr)、ゲイリー・ムーア(Gr)がゲスト参加しています。録音自体は'82年にされていたそうな)。幻想的な風情を感じさせる、ガブリエル・グロヴレーズ(フランスの作曲家)のカヴァー「Petites Litanies De Jesus(イエスのための小さな賛美歌)」。ゴスペルをフィーチュアし、ジャジーなアレンジを施した「Silent Night」も、実にエマーソンらしいナンバー。ちなみに、'95年にリリースされた本作の再編集盤には、プロコフィエフの「組曲:キージェ中尉」の第4曲「Troika」のアレンジが追加収録されています。


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