2010年6月4日金曜日

FANG ISLAND『Fang Island』(2010)

Fang Island


アメリカ・ブルックリンの5人組インディーロックバンド ファング・アイランドの、2枚のEPを経て満を持してリリースされた1stフルアルバム。リリース元はTERA MELOSやザックヒルも所属しているSARGENT HOUSE。音楽性はポスト・ロック/マス・ロック、ハード・ロック、パンク、プログレをこれでもかとつぎ込んだ、ハイブリッドというよりもラフなゴッタ煮感溢れるオルタナティヴ・ロック。浮遊感たっぷりの音響的趣向やチップチューン的なピコピコとしたシンセの飛び道具的エッセンスも随所に交えつつ、空間を覆い尽くしてブーストするギターサウンドと、ヘヴンリーでブ厚いコーラスワークをふんだんにフィーチャーしてさらに拍車をかけ、非常にやかましくも愉快なカタルシス直結型サウンドをぶっ放しており、弾ける汗となんとやらというか、非常に青春しているイメージを想起させられます。どの楽曲も暑苦しさと若々しさのブレンド具合が絶妙。多幸感溢れるコーラスから変則的なリフへと鮮やかに流れる「Dreams Of Dreams」や、ダイナミックにドライヴするハード・ロックへと昇華させた「Daisy」で切り込んだかと思うと、「Life Coach」「Sideswiper」のようなレトロでカラフルなプログレ感覚の強い楽曲を立て続けに展開し、夢心地のままラストまで持っていきます。濃縮された音楽性と、30分ちょっとというアルバムのヴォリュームという釣り合いもGOOD。えもいわれぬ雰囲気に満ち満ちている面白おかしいPVもある意味必見です(一方では幼稚園で多数の園児達を前に演奏している微笑ましい動画も)。ジャンクフードみたいな魅力を見出せる、やたらと即効性のある1枚。




FANG ISLAND:myspace
FANG ISLAND:Wikipedia

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